こんにちは!
聴いて癒す専門家、鈴木美保子です。
母にとって
我が家にとって
より適した老人ホーム探し。
それはすなわち、
当時82歳だった母の“終の棲家”探し。
その大きな仕事が終わろうとしていました。
自宅介護→歩行訓練のため老健入所
→別件で入院→入院中に不測の脳梗塞
→梗塞治療の副作用による脳幹出血
→全麻痺→自宅介護不能→老人ホーム入居
2020年7月から11月にかけては、
怒涛のような4ヵ月間でした。
退院当日は、
ホームBのケアマネさんと
母を病院に迎えに行きました。
お世話になった看護師さん達、
「〇〇さん、お帰りになりま~す!」
「おめでとうございます!」
「お気をつけてくださいね」
などと、声をかけてくれました。
「2ヵ月か~、相当長い方ですよ」とも
ホームの車に母と共に乗り込んで、
20~30分ほどの距離にある
ホームBまで移動です。
当時の母は、
基本はベッドで仰臥位。
1日に20分くらい、
車椅子に座る訓練をしていたという状態。
この度、30分ほどかけて移動するに際し、
ストレッチャーで横たわって行くのが良いか、
車椅子をリクライニングさせれば事足りるのか、
ケアマネさんは随分と迷っていたようです。
結局は、大型の高性能車椅子に座り、
背もたれを大きく倒して
母の体力的な負担を減らす形で、
車に乗ったのでした。
ホームに到着すれば
そこが母の住まい。
病院ではなく、生活の場です。
パジャマ生活ともおさらばし、
毎日着替えと整容をし、
日常の暮らしが始まるのです。
できるだけ、母を病人扱いせず、
一人前の大人として扱ってあげたい、
そういった心遣いが、
ケアマネさんにはあったようでした。
ありがたいことです
車中で娘たちは、
母の手を握り、擦りながら、
車窓から見える景色を説明したり、
「今後のことは何も心配しなくてよいから」と
繰り返し母に語りかけました。
ドキドキする気持ちを隠して
極めて平静を保ち、
母に不安感を与えないようにと
気を配っていたように思います。
続きはまた!
ご機嫌よう~