クライアントさんから
「自分の身に起こるすべての出来事は、自分の内側が投影されているということだから原因は自分にあるんですよね？ということは自分が悪いんですよね？苦手な人も好きにならないといけないってことですか？」と質問を受けることがあります。
似たような質問はけっこうあるんです！
この質問の答えですが…
結論から言うと…
「NO！」です。
相手を通して見えるのは、あなたの潜在意識に隠れている自分でも自覚していない未完了な感情なんです。
過去に傷ついたり 封印してしまった感情は 未完了の感情として潜在意識に刷り込まれているんです。
私たち人間ってね。
達成したものより、達成できなかったこと（未完了）のほうが記憶に残りやすい生き物なんです。
心理学では、「ツァイガルニク効果」という心理現象のことなんですが…。
この心理現象は感情でも同じことが言えます。
未完了の感情というのは、「満たされたかったのに、満たされずに残ったままになっている気持ち」なんです。
たとえば、
愛されたかったのに愛されず寂しかった。
甘えたかったのに、しっかりしなければいけなくて悲しかった。
認めてほしかったのに、反対ばかりされて悔しかった。
信頼してほしかったのに、口出しされて不自由だったなど…。
この未完了なネガティブな感情ですが…
無意識に身近な人に重ねたり、ぶつけたりしてしまったりすることがあります。
これを心理学では、陰性転移と呼びます。
完了の仕方はいろいろあります！
自分を癒して、今を充実させることで自然と完了できる方もいますし、
フォーカシングなどの心理療法を使って過去に触れながら完了させることもできます。
フォーカシングとは、自分の身体の反応や兆候を汲み取って、そこに密かにあらわれている心の求めを発見し、理解してあげること。
それによって、抱えている不快さや違和感、心身に表れている不調などの問題にアプローチするんです。
※このフォーカシングを絵本にしたものが年内完成予定です♪
「自分は何が満たされなかったのかな？」
「満たされずに、どう感じてたのかな？」など…
それが見つかったら、
「今それが満たされることは何かな？」
と感じて、そしてそれを自分にしてあげるだけで少しずつでも確実に完了に近づけます。
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同じ悩みや問題を繰り返していませんか？
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人間関係や恋愛・仕事・お金のことなどで、なぜか同じパターンを繰り返してしまうことありませんか？
それは潜在意識にそのパターンを繰り返し実現させる思いがあるから ...
だから、今ある悩みや問題が解決しても潜在意識レベル（根っこ）で解決しなければ、その根っこがまた別の悩みや問題を生み出すんです。
私たちは生きる中で、さまざまな悩みや問題を経験しますが、それらに共通する根っこがあります。
この根っこは、自然になくなることはありません。
自分と向き合わない限り、潜在意識の中でくすぶり続けます。
潜在意識的は、
「未完了の気持ちを完了させたい」
「そして自分なりの道を生きたい」
と願ってサインを出し続けてくれています。
自分を大切に💕
加藤絢子