【慈愛フル・ビブリオセラピー】の著者の加藤絢子です。
このブログは、私が専門としている弁証法的行動療法の中核的スキルである目を瞑らない瞑想のマインドフルネスと波動の法則を融合した私独自のスキルや私の経験などを紹介しています。
私は現在、3度手術をしても再発を繰り返す心臓病と完治が難しいとされる制限型拒食症が良くなり、不妊症を克服し、3人の子供が授かり賑やかに暮らしています。そんな私が実践してきたことをなるべく難しい言葉を使わず書いていますのでぜひプロセスを体感してみてください。そして…、Clover出版 出版アンバサダーとしての活動も配信しています。
心理療法の世界では、信頼関係の構築のことを「ラポールの構築」と言います。
私たち人間は、信頼している人の言うことはスッと受け入れることができますが、反対に信頼していない人の言うことは抵抗を感じるので受け入れることができません。
信頼関係を築くって大切ですよね。
ということで…
本日のブログは、〝信頼〟について。
よく受けるご相談の1つに
「信頼していた人(夫や子供や親など)に裏切られました。もう信頼できない…苦しいです」というのがあります。
信頼とは、無条件の愛。
これはどういうことかというと…
私の経験を交えながら説明しますね。
私は自分のことが大嫌いで(誰からも愛されないし無能だと思っていました)、ありのままの自分を受け入れるなんてまったくできない人間でした。
劣等感から完璧主義となり、いつも自分に対して不足感がありそれはエスカレートしていき「もっと完璧にしなくちゃ」と自分を追い詰め続けていたんですね。
私の本(慈愛フルビブリオセラピー)にも書きましたが、そんな生活がずっと続くわけもなく…
壊れてますます自信を失いまた。
すべてを失い、命も失う寸前だった当時…
今の私まで引き上げてくれたのは、「信じられないときにあえて信じる」ということ。
寝たきり状態の私に向かって母が、「かけがえのない存在」だと言ってくれたんです。
でも最初は、死にそうな私を不憫に思い、心にもないことを言っているのかも、と思ったんです。
でも不思議…
すぐにじわじわとあたたかいものを感じて涙が溢れました。
信頼することに賭けてみたいって思ったんです。
私を守ってくれなかった母。
私を利用してきた母。
私がいないと何もできない母。
こんなふうに思っていた母の言葉を「信じたい」と思ったんです。
「信じたい」という思いが強かった私は、母の行動、思考、感情、価値観などをありのままに受け入れることができました。
先ほども書きましたが、
信頼とは無条件の愛なんです。
だから、失望するようなことがあったとしても受け入れることができる。
私が傷つくことはない、とまで思えたんです。
ただし、魔法のようにちちんぷいぷいのぷいというわけではないです。
私の母に対する信頼度はゼロでしたから、一気に信頼できるようになったわけではありません。
私は、とことん心理学を学んできたおかげで知識だけは頭にギューギュー詰めになっていました。
そのインプットしてきた知識を本気でアウトプットしたいと思うほど切羽詰まっていたのがよかったのかもしれません。
いつ死んでも不思議じゃなかったのでね。
まったく信頼できない。
疑うことしかできない。
母の言葉も本心じゃないかも。
そんなふうに感じる自分に「無理もないよね」「疑って当たり前だよね」「信頼できないのに信頼しようとしているだけ進歩だよね」と徹底的に自分の思いを受け入れることからしていきました。
これは決して、投げやりなものではなく、、、
「かけがえのない存在」という言葉を信じたいという思い。
「かけがえのない存在」として生きていきたいというゴールがあってのものです。
過去の事実からすると当然信頼できないんです。
そこに葛藤が生まれるのだから、その葛藤を受け入れて癒すことが大切。
葛藤を受け入れると自分を信頼できるようになる。
これはね、自己肯定感を高めるために必要なプロセス。
母を信頼できない私をまずは受け入れることが、自分を信頼するための一歩でした。
自己肯定感が高くなるとね、万が一、失望するようなことがあったとしても受け入れることができるんです。
未来がどうなるかは誰にもわかりません。
でもね「〇〇になりたい」「〇〇を叶えたい」というゴールがあるのなら、そのためにどういう選択をするかが重要なんです。
疑うことでゴールに行く妨げになるのなら信頼することに賭けてみてもいいと思います。
自分を信頼するとは自分を思いやることでもあります。
思いやりには、大きく3つの側面があって。
①信頼すること
②ありのままを受け入れること
③ジャッジしないこと
自分を思いやるとき
「どんなことがあってもなんとかなる。私は大丈夫」と心から信じ、揺るぎない自信を持つことができます。
対して、他者を思いやるときには、ネガティブな考えに囚われている人々の苦しみを受け入れ、理解してあげられる深い愛情があふれます。
〝信頼・受容・ジャッジフリー〟
は、いつも思いやりの心から生まれます。
思いやりの根っこには私たちの「認識」があります。
「この世界は愛で満たされている」「私は何があっても乗り越えられる」こんなふうに心の奥深くで思えていたら、人生に身をまかせるのも難しくないですよね。
人との関わりにおいても、他人の考えていることはその人以外、実際には誰もわからないという本質に気づけていれば、他人を受け入れることは容易になります。
皆それぞれ異なる意見を持っていて、自分の考えもその中の1つに過ぎないと思えば、他人をジャッジすることなどないですから。
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