コンバンワ!心屋カウンセラーの欧米家です。

 

夫が日本に来て1年半ほど経ちますが、うちの夫はまだ日本語が話せません。

 

彼が日本に来てすぐの頃は、私も話せた方が色々便利だし、英語の話せない母とコミュニケーションもとってももらいたかったので、日本語の勉強をさせることに必死でした。

 

日本語はよく考えたらかなり難しく、平仮名、カタカナをまず覚えないといけないし、その上漢字もあります。

 

で、文法も英語と全然違うし、敬語も丁寧語もカジュアルなニュアンスもあるので、ほんと客観的に考えても外国人が一から学ぶには本当に大変だと思う。

 

でも当時は私はそんな客観的なことを考える余裕もなく、ただただ「日本に来たんだから、ちゃんと日本語学んでね!」とプレッシャーをかけまくってました。

 

平仮名だって50音しかないんだから、毎日一つずつ覚えても半年で平仮名もカタカナも読み書きできる様になるじゃない。

 

言語なんて環境が一番大事なんだから、あなた今日本に住んでるんでしょ?!習ったことをすぐに実践できる場所があるなら上達はすぐできるはず!って思ってました。

 

というのも、それは「私が彼の立場だったら」やることだから。

(実際に台湾に住んでた時はそいういう勉強の仕方をしてた)

 

最初は彼が日本語のクラスを休んだり、遅刻するだけで

「遅刻するって、やる気のないことの現れじゃない?」「なんで休んだの?もうやる気がないの?」と詰めており、彼もしんどかったと思うけど、私も彼の事を毎日見張ってるのがしんどかったー。

 

そんな日々を1年ほど(ながっ!)続けた後、ある時「もう、彼が日本語できなくてもいいやー!」って思ったんです。

 

日本語できないまま日本に1年以上住んでても、ちゃんと生活できてるし、お友達もいて楽しそうだし、何より本人が幸せそうだし、もうそれならいいかなーと。

 

と、諦めたら何より私がラクでした。

 

3ヶ月1学期の学校で、ほとんど行かなかった学期もあるんですが、その時はすでに私も諦めてたので怒らずに済んだし、彼のことを見張る必要がなかったので、ほんとに気持ちがラクだった。

 

手放すって、諦めるってこういうことねーーー!と思って日々楽しく過ごしていたら、今学期に入って、夫がまさかの

 

 

 

日本語、めっちゃやる気。

 

クラスももちろん休まず毎回通ってるし、ずっと覚えなかった平仮名も単語帳作ってやってるし、私に「毎日30分で良いので日本語で話す時間作ろうよー」とか言ってくるし。(先日は「初めて出会ったという設定で!」とのリクエストがあり「初めまして、名前はなんですか?」「私は、ルイスです。よろしくお願いします。あなたの名前はなんですか?」という会話を夫婦で夜中23時にしておりました・・・シュール)どうやら日本に住んでしばらく経って、生活にも慣れてきたし、何より日本語が耳に入ってくるようになったらしく、単語が前より聞き取れる様になってきて、だんだん楽しくなってきたとのこと。                               

いくら夫婦とはいえ、もちろん別の人間。

 

やはり彼には彼のタイミングややり方があるし、それを私が押し付けるのは違うかったなーと。

 

あと、私は心のどこかで「私の言語である日本語を彼が学ぶこと=私のことを愛してる証拠」みたいに考えてるところも少しあったのかも。それも含めて彼が日本語を勉強することを手放せたのも良かった事なのかなーと。

 

彼が日本語に興味を持ってくれなくてもOKですが、やはり勉強しようとしてくれる姿勢は嬉しいものです。

 

という事で、全て結果オーライ!

 

見張らない、諦める、相手を信じる!の私のプチ成功体験談でした☆