学校生活46−2       一学期終業式 続き     目路はるか教室より 

 

これから成績を頂くわけですね。

 

先程本を読んでいて、こんなフレーズが目に止まりました。

 

「袋の中にあるものしか取り出せない」

 

ただこれだけ。

 

たまたま読んでた本にそう書いてありました。これどういうことかわかるかな。

 

諸君の成績も同じ。

 

自分がやったものしか貰えない。

 

宝くじみたいに当たるわけにはいかない。

 

自分が努力した分しか返ってこない。

 

これが先のフレーズ。

 

これ肝に命じて欲しいです。

 夏休みに向けてお手紙が来ています。

 

どこからかというと諸君の「目路はるか教室」の先輩、つまり講師の方からですね。

 

これを紹介してもらうと、今日の終業式にふさわしいですね。

 

「目路はるか教室」の担当の〇〇先生、いらっしゃいますか。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

(〇〇先生 談)

 「目路はるか教室」のコースリーダーの諸君、林間・自然学校の前、準備会が終わった後で各講師の方に手紙を書いてもらいました。

 

君たちの熱い思いが伝わったのでしょうか、早速3通のお返事が戻ってまいりました。

 

時間の関係で1枚だけ紹介ます。

 「丁寧なお手紙ありがとうございました。

 

数々の魅力的なプログラムがあったでしょうに私の地味なコースを選んでくださったこと大変うれしく思っています。

 

将来きっと国内外の大きなシーンで活躍する立場に立って行く君たち。

 

だからこそ身近な出来事や小さな命を大切にする人になって欲しいなと思うのです。

 

ちょうど30年前、普通部に入学して教えて頂いた事のごくごく一部かもしれないけど皆と共有できるよう私も全力を尽くす事をお約束します。

 

お会い出来る日を楽しみにしています。

 

○○君、〇▽君、その他21名のメンバーにどうぞ宜しくお伝えください。

 

また意見や希望などの講座に直接関係ないことでも構いません。

 

いつでも気軽に連絡下さい。」

 こういう心温まるお手紙を頂きました。

 

30名の講師の方々、君たちに会えるのを楽しみにしております。

 

長い夏休み、君たちも講師の方々の熱い思いを汲んで一生懸命勉強して、11月の目路はるか教室に望んで欲しいと思います。

 

今年の目路はるか教室は第9回目になるのですが、一つ大きなテーマがありまして、これは講師の方々が希望されていることなのですけど普通部生ともっともっとやりとりをしたい。

 

強い言い方をするとディベートということになりますが、君たちと沢山意見交換したいということ。

 

その為には君たち、一生懸命、夏休みに本を読んだり、新聞を読んだり、自分を磨いて下さい。

 

十分に準備して秋に望んで欲しいと思います。以上です。

 〇〇先生ありがとうございました。

 

では諸君、また来学期元気な顔でお会いしたいと思います。

 

やらなくてはならないと思われる事は自動的に処理、良いことに取り組む時は能動的にね、アクティブにね。


それではまた。   

 

※ この話はあくまでも水先案内が普通部部長時代に語った話   です

 現在の慶應義塾普通部とは何ら一切の関係はありません