相談よもやま 13 実際のアドバイス ギブ、ギブ
近々に大使と会う。
何かアドバイスをということでした。
クライエントの印象を大使に紐づけるべく、なるべく大使の机周りに置けるお土産を、いつもそれを見るとクライエントを思い出す物をと思い、「だるま」を用意するようにアドバイスしました。
クライエント:「だるま」、届きました。
大使との表敬訪問は、改めてアポイントメントをとって会いに行くつもりです。
私:大使と会うということは食事が伴いますね。
自分の得意なところで接待する必要がありますね。
会食の件ですが、寿司屋といえば安倍さんがオバさんを「すきやばし次郎」に招待した時、オバマさんは2貫ぐらいしか食べなかったみたいですね。
ナマモノは事前にお伺いをした方がよろしいと思います。
店については関東では馴染みがありません。三重なら胸を張って紹介できるところがあるのですが。
それこそ君の友人あたりに聞いた方がいいと思います。
寿司は生を食べられるかによりますね。
あとは天麩羅だな。
アドバイス:兎に角、店を見つけたら最低でも2回は足を運ぶこと。
勿論、カウンター予約。
1回目は当たりをつける。
2回目には恥を忍んでお客さんを連れていきたいのでスマートな注文の仕方等を教えてもらう。
これをすることによって君自身に余裕が生まれる。
すると客も安心して食べることができる。
これ秘伝。
そして3回目に大使を連れて行く。
この時には店の人にそのことを伝えられる訳です。
ここでの話の盛り上がり如何ですが、かなり親密ななりそうと感じたら帰ってからお礼メールを大使館宛に出す。
勿論彼のプライベートナンバーやアドレスを聞き出せたらベスト。
次に雑誌社に大使との会食のことを伝え自分が大使とのコンタクトが取れる立場にあることを宣伝する。
うまく行けば雑誌のインタビューなんかに発展すれば君も大使もウイン・ウイン。
まずは与えることから。
一方的に与える。
これがギブ、ギブ。
まずはここから。
そしてやっと ギブ、アンド、テイクです。
そのあたりから執筆の依頼が来ればスパイラルに上昇気流に乗れるかもしれません。
万一、寿司が駄目でも日本料理を代わりに選択可能だからです。
クライエント:とりあえず、寿司を食べられるか否か訊ねており返事待ちです。
一応、魚料理が好みだけど何でも食べられると表敬訪問時に言っておられましたが、確認中です。
現在の懸念材料は、まだ寿司がOKか否かの返信が来ていないことと、私との会食の時間を取るくらいの時間を大使が近々に取れるかです。
クライエント:大使との会食、成功しました。
「だるま」も大いに喜んでいただけました。
大使館の人にもお土産を用意しました。
かなり打ち解けてまた会うっことになりました。
ありがとうございました。
私:どうですか。
如何にメンターが必要かわかりますか?
メンターの真似をする。
これ実に賢いやり方です。
数十年の経験を一瞬にしていただけるのですから。
それから、失敗を恐れない。
人生双六は三次元ですよ失敗しても一回りして振り出しではない。
必ず1合目づつ登っていきましょうね。
大使は机の上の「だるま」を見ると自動的に君の事を思い出します。