相談事例 3−3 

 

母親からお手紙をいただきました。

 

内容は担任に対する不満。

 

子供のこれからのことが心配ということでした。

 

文末には御子息がいかに知育偏重にならないよう教育したというくだりがありました。

 

林間学校で担任から呼び出しがあるのではないか?

 

夏休み後には不登校になるのではないか?

 

 足の悪い人には松葉杖で書いたように母親の存在はある意味で偉大であり子供を守るのは当然です。

 

この話での私と今回の担任の若いA先生が重なり合います。

 

教員もどうしても若いとこの母性を理解し難いのかもしれません。

 

ましてや子を持たない若い教員は!

 

しかし、若い教員には若いという偉大なメリットもあります。

 

若い教員は経験値の不足を先輩の知恵として自分に取り入れていく必要があるのかもしれません。

 

私は母親と数回、面談をしました。

 

担任が強く指導するとB君は担任に怒られたことで不登校気味になりそれを心配した保護者から担任への反撃が始まると言った感じで母親は私を責めました。

 

なかなか彼女の学校に対する不満を埋めることは出来ませんでした。

 

母親の主要

 

 息子は母に対して、自らの行動(担任がイジメと捉えている)は生徒どうし互いの同意に基づくもの、あるいは悪意のないもので嫌がらせの言動ではない。

 

 やられたクラスメートはどうして息子に対して直接嫌と言わないのかと不服。

 

 子供同士のことは子供同士で解決して担任が口出しするのは自分たちの教育理念と違っていると主張。

 

いやはや、それにしても参りました。

 

モンスターペアレントと言いたくなる場面ですね。

 

しかし、ここで足の悪い人には松葉杖が思い出されるのですね。

 

そう、母親は自分の子供を例え理不尽でも守るものなのです。

 

母親の主張が理不尽だと思ってもここで腹を立ててはプロの教師には成れないのです。

 

 

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いかにこの母親と担任との関係を改善させるのか。

 

いかに担任とB君の中を改善させるか。

 

ここにつきます。

 

何故か?

 

教師は子供の事を一番に考えるからです。

 

例えその子が問題のある子でも。

 

ここを外すと教育は腐ってしまいます。

 

かといって迷惑を被っている生徒の事を考えないというのではありません。

 

担任にとって問題を起こす生徒も迷惑を被る生徒も同じ自分のクラスの生徒なのです。

 

母親は徐々に私を通して学校に対する信頼を回復しました。

 

B君も少しですが担任との信頼を回復してきました。

 

すると母親と息子の間の関係も変わり始めるのでした。

 

不思議なものです。

 

母が学校を信じ、担任を信じると、自動的に子供も学校や担任とラポールを持ち始める。

 

B君の粗暴な行為が減ってくるのです。

 

ラポール、このことは人間関係にとってとても重要な事だと思いました。

 

 

 

最後までお読み下さりありがとうございます。

 

読者様との一対一のラポールを大切にして

お役に立てる記事を提供する事を心掛けております。

 

 

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