11才も年下の男


出会い初心者の私は
あっと言う間にのめり込んだ



しかし


この恋の結末は

私が今まで経験した中で
最も苦しく辛いものだった




お顔合わせから3回目の逢瀬
彼と初めてホテルで結ばれる


それから週に一度は必ず
デートを繰り返すようになった

時間のない時は、車の中で
お話と少しのイチャイチャと、、



私は、シアワセだった

いつも綿雲の上を歩いているような
ふわふわした気持ちだった



でも不思議だった



なぜ彼がこんな私を
好きでいてくれるのだろう
こんなオバちゃんの私を?



ホテルで愛し合ったあと
服を着る男を見ながら、ふと思った



(まさか、他にも誰かいる?)



そんなことが頭を掠めた



「またね」

ホテルを出る時には
必ず優しくキスをする彼



まさか、ね
そんなことあるわけない



一瞬でその不安は

何処かへ行ってしまった




しかし


そのまさか、が


本当になるなんて