親しい旧友たちと、

連休中に久しぶりに

ゆっくり夕食会をしました。






昔々の、若い頃から

知っている旧友たちですが、

それぞれの道を歩き、

それぞれの経験をし、

優しさと、大きさを、

手にしている姿を見て、

毎回しみじみしてしまいます。







変わっていくもの。

変わらないもの。






それはきっと、

必要なこと。







「昔、あんなことあったね」

「あの時、こうしてたら

今は違う人生だったね」




友人が珍しくそんなことを

話していましたが、




そんな会話のひとつひとつも、

一見、昔を懐かしんでいるようで、

けれど、決して後ろ向きではないような。







「あの時、ああしていたら…」

も、絶対戻らない時間を、

十分理解していて、

今現在に決して不満が

あるわけでもないけれど、





それでも、ない未来を、

あったと仮定したら

今はどうだったろう、と

思い描いている友人の話は、




きっと、その

懐かしい場所だからこそ

話せる特別な仮定話だと

感じたのでした。





人生、いろいろなことが

起こりますが、

心に帰ることができる場所が

あるというのは

とてもありがたいことだ、と

改めて思ったのでした。