礼記の一節を

久しぶりに目にしました。






「玉琢かざれば、器を成さず、

人学ばざれば、道を知らず」





改めて目に、耳にすると、

年齢により、感じ方も

違うものですね。






磨かなきゃ、そりゃ

ただの石ころでしょ、

と、突き放すように

解釈するのと、





せっかく持ってるものがあるのに

磨かなきゃすごくもったいないよ、

と、親身になり解釈するのでは




ニュアンスが違ったり、

気持ちが違ったり。







人は学ばないと

いくら出来る子でも

そりゃダメになるでしょ、

と、解釈するのと、





そもそも学ぶって

学問だけじゃなくて、

人格形成に必要な

人生経験も大切な学びだから、

生きていく中で、

豊かな人間性がしっかり育っていくと

人としてすごくいいよね、

と、解釈するのとでは、





心象がまるで違います。






言葉にすると、

また違うニュアンスにも

なってしまうような気もするのですが、



印象や、心象、感覚や、本質の違いは、

受け取り方が、

受け取る側の成長や経験、

立場や環境によって、

きっと変化していくのだろう、と。






その受け取り方も、きっと

人それぞれ。






言葉、とは、本当に

おもしろいものだな、と

思います。






無駄だと諦めたり、

挫けたり、人を羨んだり。

人生でいろんな感情はありますが、






多分、そんな苦悩があってこそ、

人は大切なものを

日々磨いているのだと、思うのです。






今、現在の、

苦しみや悲しみ、怒りなど

負の感情は、いずれ、

自分の中の、

磨き抜かれた大切なものとなると、

私は信じています。