こんばんは。
今日も、夜は産業カウンセラーの資格試験に向けての勉強をしています。
勉強を進めていく中で、2006年に獨協大学カウンセリング・センターが首都圏の3大学の214名の学生を対象にして調査した「現代青年の特徴」のデータをテキストの中に見つけました。
今日は、それについて書いていきます。
「現代青年の特徴」
90%以上
①将来の安定を望む
80%以上90%未満
②考え方が現実的である
③自分の考えを他人に押し付けない
④自分や社会に対する不安をもっている
⑤個性を大切にしている
⑥強制されることが嫌い
⑦将来に不安がある
⑧考えが甘い
<70%以上80%未満~は省略>
(参考文献:産業カウンセラー養成講座テキスト)
1位が「将来の安定を望む」
「やっぱりそうなんだ」と思いました。
今はなかなか就職するにも大変で、しかもやっとのことで就職できたとしても、それで安心できるかといえばそうではないと思います。
大企業でさえ工場の閉鎖や大幅なリストラなどが行われている状況の中、学生が抱えるプレッシャーも相当なものだと思います。
今後のことを考えても、市場にはあまり明るいニュースはありません。
デフレ、赤字国債、増税、少子化による国内マーケットの縮小、海外の安い労働力への変換、世界に対する技術的な優位性の消失など、民間人や企業にとって厳しい状態が続いています。
そんな中、まず「現実的な考え方をして」(2位)、「将来の安定を望む」(1位)のは、ごく自然なことだと思いました。
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ちょっと個人的なことも書きたくなりました。
私はどちらかというと、若い頃から安定を捨てて挑戦に走るタイプでしたので、若い頃の自分が質問をされたとしたら、ちょっと違った回答をしたと思いますが、それでも今なら「安定」という言葉も口に出すかもしれません。
ただ私の場合、今からどこかの企業に安定を求めて入るのは、年齢的にも難しいと思いますし、やはり今の人生でやりたいことに挑戦していきたいので、結局は今のように個人で勝負していく以外、選択しないと思います。
私が欲しい「安定」は、自分で構築する「安定」です。
学生たちも私も食っていけなければ、何も始まりません。
自分が安定していなければ、人の支援どころではなくなってしまいます。
それは、過去に大きな借金(1度目の個人事業の失敗による)をして完済するまでの間、これでもかというくらい味わってきたことなので、今では無借金かつ等身大(ちょっとずつ背伸び)で挑戦・成長していくことに決めています。
出来ることから一つずつ、実現していきます。
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話を元に戻します。
3位の「自分の考えを他人に押し付けない」と、5位の「個性を大切にしている」は、私もいいなと思いました。
ただし、6位の「強制されることが嫌い」(私も強制されるのは嫌いです)と、8位の「考えが甘い」(私も甘かったです)までを総合して考えると、3位の「自分の考えを他人に押し付けない」の裏には「人の考えを自分に押し付けられたくない(→受け入れたくない)」という思いがあるような、また、5位の「個性を大切にしている」の裏には「自分は自分だ。放っておいてくれ」という思いが見え隠れしているような、そんな気がしました。
※私の勝手な解釈です。
それがいいとか悪いとかいうことではなくて、むしろ、私を含めて大抵の人にもそのような部分があるとは思いますが、その度合いが強くなってきていることが、ひょっとすると、「新型うつ病」が激増している現状につながっているのかなと思いました。
飛躍しすぎなのかもしれませんが。
皆さんは、青年時代に何を望んでいたでしょうか?
そして今、何を望んでいるでしょうか?
振り返ってみるのもいいかもしれません。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!