強迫観念と強迫行為 | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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不安障害を自ら体験し薬を使わずに自力で克服した、精神医学を学び続けるカウンセラーのブログです。
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こんばんは~。


今日は、田村浩二さんの本、『実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則35』という本を読んでいます。


この本はタイトルにあるように、強迫性障害に悩まされた著者が、症状から解放されるまでの実体験を通して得られた克服への35のヒントがまとめられている本です。


読んでいると、強迫観念に駆られた人が、手を何度も繰り返し洗ったり、鍵をかけたかどうかを確認するために何度も引き返したりといった強迫行為をいかに必死な思いで行なっているのかが伝わってきました。


私も図面を作成して検図するときに、寸法が合っているかとか、本当にこれで狙い通りに動くのかとか、適切な強度が確保されているかとか、もっとコストダウンできるのではないか等、考え始めるとキリがない状況を味わっているので、気持ちは分かります。


私の場合は、もちろん取引先に迷惑をかけるようなミスは避けるようにしていますが、決して完璧な芸術作品を追求しないように自分ルールを設けています。


自分を必要以上に追い込んでしまわないようにするための工夫です。ぶーぶー


※昔は夢の中でまで計算するほど、追い込まれていた時期もありました。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


強迫行為は、行えば行うほど強化されます。


前回行なった強迫行為が原因となり、次回同様の場面で強迫行為を再び行なってしまうというスパイラルに陥ったりもします。


強迫行為を行うことに必死になってしまい、やろうとしていた本当の目的のことが実行できないなんてことは日常茶飯事だと思います。


そこから抜け出すためには、強迫観念を強迫観念と捉え(必要のない行為だと捉え)、あれこれ深く考えすぎることを止めること。


クライエントが認知や行動を少しずつ変えていくことにより、強迫観念や強迫行為から解放される新しい習慣を作っていけるよう援助していける自分でありたいと思いました。


しっかり修業して、準備しておきます。



今日も、ありがとうございます!


皆さまが、幸せな笑顔いっぱいでありますように!



↓現在強迫性障害で悩んでおられる方には、「気づき」が得られる一冊だと思います。頭に入れておきたいヒントが35も載っています。

実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則35/田村 浩二
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↓精神医学的に強迫性障害を調べたい場合は、この本が参考になります。


精神医学ハンドブック 第7版―医学・保健・福祉の基礎知識/山下 格

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