こんばんは~。
今日は、中村有先生の本、『イラストとケースでわかる やさしくできる傾聴』を読んでいます。
この本には、傾聴を初めて学ぶ人にも分かりやすいように、とても丁寧に傾聴の基本が説明されています。
また、傾聴を日常の様々な場面で活かせるようにと、たくさんの事例が詳しい説明付きで載っています。
カウンセラーを目指す人だけでなく、会社や家庭での人間関係を改善したい方にもお勧めの一冊です。
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読んでいく中で、「なるほど。そうだよな」と思った部分がありました。
怒る相手をどう捉えるかについてです。
怒りの裏には「不安」や「困っている」といった感情が隠されていることが多いので
(こちら 参照/過去のブログ記事)
クライエントが理不尽な怒りをカウンセラーにぶつけてきた場合は、怒りを怒りで返さずに、
まず、クライエントが安心できるように支援していくことが一つの有効な方法だと思います。
その場合は、クライエントが安心できるきっかけとなる気付きを、クライエント自身で見付けられるように支援していくことが大切だと思いますが、
実際には、激しく怒るクライエントを前にして、その怒りの感情に飲み込まれずに、冷静に対処していくことは容易ではない場合もあると思います。
そこで、本に載っていた言葉を自分にインプットしようと思いました。
『相手は、あなたを必要としているから、怒りながらも話している。→つまり、(わかりにくいかもしれないが)あなたは頼られている。』
(『イラストとケースでわかる やさしくできる傾聴』中村有先生著(秀和システム/2010/P199)より引用)
そうか!
相手が自分に話をしていること自体、頼られているということなんですね!
「相手は怒りでしか表現できないけれど、自分は頼られている」
この言葉を一つの支えにしようと思いました。
それでも、クライエントの怒りが激しすぎてカウンセリングが成り立たない場合は、クライエントに「困っている」など自分の感情を、柔らかく正直に打ち明けることも必要になってくるかもしれません。
また、その怒りが、個人のカウンセリングルームでは対応できない病気から来るものである場合は、対応できる精神科医などを紹介することも必要になってくるかもしれません。
ケースバイケースで、しっかり対処できるカウンセラーになろうと思います。
今日の内容、身近に怒りがちな人がいる方は、よろしければ参考にしてみてくださいね。(但し、辛い場合は専門家に相談することも考えてみてくださいね。)
今日も、ありがとうございます!
皆さまに、いいことたくさんありますように!
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