自分の価値 (『あなたの「悩み」がみるみる消える24の方法』で学ぶ①) | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


今日は、棚田克彦先生の本、『あなたの「悩み」がみるみる消える24の方法』を読んでいます。


この本は、リミッティング・ビリーフ(自分を制限する思い込み・信念)を特定して、それを取り除くことにより悩みや症状を素早く改善させる「ビリーフチェンジセラピー」について書かれている本です。


とても分かりやすくて、自分自身にもセラピーが行えるように書かれています。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


今日は、その本の中の”社内会議のプレゼンで緊張して声が震えてしまう”という悩みを持った女性へのセラピー事例より、解説の部分を引用します。



このクライアントの「社内会議のプレゼンで緊張して声が震えてしまう」という悩みの本当の原因は、バイオリンの演奏がうまくできないと認めてくれない母親との関係を通して刷り込まれた


《重要であってはいけない(何かができる自分には価値があるが、ありのままの自分には価値が無い)》


というリミッティング・ビリーフである。


クライアントは、子どものときに感じていた「もしバイオリンがうまく弾けなかったら、母親(人)から自分を認めてもらえないかもしれない」という恐れを大人になってからも再演することで、会社の上層部の人たちが出席する社内会議でプレゼンをする際に過剰な緊張を感じていたのである。』

(『あなたの「悩み」がみるみる消える24の方法』棚田克彦先生 著より引用)



親から刷り込まれた


”何かができる自分には価値があるが、ありのままの自分には価値が無い”


これに人生を左右されてきた人は、たくさんいるのではないでしょうか?


私を含めて(泣)あせる


私の場合は、”バイオリン”ではなくて”テストの点数”でしたが。


悪い点を取ると、母に「こんな点数では、恥ずかしくて人に会えんわ」と言われながら責められていました。


一体何のためのテストでしょう?(笑)


また、もっと小さいときは、母の監視付きで、無理やり泣きながらでも毎晩勉強させられていました。


これは、きつかった(泣)


母は当時、異常に世間体を気にしていました。


※今は丸くなりました。関係良好です。


その結果、引用した事例同様の私が出来上がりました汗


※1回目の個人事業の失敗等により、強く表に出てきました。


”自分を認めてもらえないかもしれないという恐れを大人になってからも再演すること”


これを、私もしていました。


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そこから立ち直るために、私が自分自身にインプットした言葉は


自分の価値は、自分で決める

(=人が認めてくれなくても、私が私を認めます)


です。


※プロフィールにも書いています。


そして、他人からの操作を、勇気を出してシャットアウトしたことも大きかったです。


たとえ、相手が取引先であったとしても


嫌なものは嫌


自分に関する選択権は、自分にある(=選択の自由)


という姿勢を貫きました。


それは、今でも続いています。


※これを人に言うとよく「仕事が無くなるのでは?」と言われますが、むしろその逆です。

しっかりとした自尊心を持っていることが相手に伝わることにより、相手もこちらのことを尊重するようになりました。

もちろん、仕事をきっちりした上での話です。


また、それ以外にも、認知行動療法的なことをたくさん行ないましたし、”自分の中の情けない部分”をたくさん受け入れました。


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上記のステップ(自分自身に言葉をインプットして、新しい信念に書き換える&行動に移す&受容する)を、私は試行錯誤しながら悩みながら時間をかけて行いました。


ところが「ビリーフチェンジセラピー」では、とても素早く、あるいは、比較的短時間で新しい信念に書き換えます。



『このセッションでは、「バイオリンをうまく演奏することで、なんとかして母親に認められたい」という期待を捨てるとともに、「たとえ母親が認めてくれなくても、自分で自分を重要な存在であると認める」というビリーフチェンジ(リミッティング・ビリーフの書き換え)を行なった。


その結果、会社の上層部の人たちが出席する社内会議でプレゼンをする際に感じていた恐れの感情が消失するとともに、現在ではプレゼンやスピーチで人から注目されることに喜びを感じられるまでになったのである。』

(『あなたの「悩み」がみるみる消える24の方法』棚田克彦先生 著より引用)



私は、実際に棚田先生のセッションを観たことがあります。(こちら 参照/過去のブログ記事)


書き換えのときは、”エンプティチェア・テクニック”を多用されていました。


効果的なアプローチのひとつとして、私も是非身に付けたいと思いました。



今日も、ありがとうございます!


皆さまの明日が、笑顔たくさん、いいことたくさんの一日となりますように!



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