カウンセラーの自信 (『カウンセラーへの道』で学ぶ②) | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


年が明け、産業カウンセラー養成通信講座の面接実習の日(今月の14日と15日)が近づいてきました。


前回は、思うようにできなかったロールプレイ(こちら 参照/過去のブログ記事)ですが、今回はリーちゃん(こちらこちら 参照/過去のブログ記事)を装着して、心新たに臨みます。


今日は、東山紘久先生の本『カウンセラーへの道』を読んでいますが、その中からカウンセラーの自信について書かれているところを引用しながら、自分自身の心構えを固めていこうと思います。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


前回のロールプレイは反省点だらけでしたが、上手くできなかった原因を注意深く探してみると、心の焦点をどこに合わせるかという点で上手くできていなかったと思います。


その中から、特に大きな原因となったものを2つ挙げます。


(前回の心の焦点)聴こえないことに対する恐れや焦り

 → リーちゃん装着により解消済み


(前回の心の焦点)評価されることに対する恐れ

 → これをどう対処するかを「今日のテーマ」とします。


それでは、「今日のテーマ」に関連するところを本より引用します。



『経験者カウンセラーの態度には、自信があるのに対して、初心者カウンセラーのそれは自信に欠け、不安定である。

自信は経験とカウンセラーが自分自身についてよく知っていることから生まれる。


ロジャースは、カウンセリングの三原則の一つに純粋性(genuineness)をあげている。

彼はある時、自分は初めは三原則を並列に考えていたが、次第に純粋性が一番大切なことではないかと考えだしてきている、そして、純粋性がカウンセラーにとって最もむずかしい態度かもしれない、と語ったことがある。


ロールプレイでロールに縛られるのは、自分に縛られて、防衛的になり、しかもそれを純粋にクライエントに出せていないからである。


カウンセラーの自信とは、カウンセリングに対するそれというよりは、「自分が自分である」ことの自信である。

カウンセラーはカウンセリング経験と共に自分自身の心の世界の体験を豊富にする必要がある。』

(『カウンセラーへの道』東山紘久先生 著より引用)



純粋性とは、カウンセラーが「意識的にも無意識的にも、できるだけ自分自身を偽らない」ことを言います。


例えば、前回の私のように


どうしよう!はっきり聴き取れない!”とか


どんな風に評価されているのだろう? 評価されたくない! 評価されるのが恐い!


というような思いを抱きながらクライエント役の方の話を聴くことは、やっていることと思っていることが一致していないので、全然純粋とは言えません。


正に上記引用文の中にある”自分に縛られて、防衛的になり、しかもそれを純粋に出せていない”状態だったと思います。


また、「自分が自分であること」の自信”からも、程遠い状態だったと思います。


自分の中に軸を持たず、他者による評価をただ恐れていたのですから。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


そこで、次回の面接実習のロールプレイでは、下記のマインド・セットで臨みます。


クライエント役の方のために精一杯やる。そこだけにフォーカスする。


評価はどうでもいい。評価にフォーカスしない。


失敗は恐いことでも恥ずかしいことでもない。失敗するほど成長できる。


ありのままの自分の感情や取った行動(失敗も含めて)を、ごまかさずにそのまま受け入れる。


★ありのままの自分を、そのまま表現する。


これで行きます!グッド!


頑張れ!俺!


いろいろな感情を、思う存分味わい尽くせ!ニコニコ



今日も、ありがとうございます!


皆さまの明日が、皆さまらしく輝ける一日となりますように!



↓実際に行われた訓練の内容がそのまま載っていますので、参加しているような気分で読むことができ、とても勉強になります。

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