効果的な「うなずきと相槌」 (『目からウロコのカウンセリング革命』で学ぶ①) | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


今日は、カウンセリングの基礎について学んでいますニコニコ


ひとつの手法を学ぶにしても、いろいろな本のそれぞれの切り口から学ぶことにより、立体的に理解を深めていこうと思っています。


ただの知識としてではなく、実践力応用力を身に付けるためでもあります。


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通常のカウンセリングは、会話傾聴を通して行います。


そして、その時に必要な技術には、うなずき、相槌、繰り返し、要約、質問等があげられます。


今日は、その中からうなずき相槌をテーマに書いていこうと思います。



ここで、それぞれの動きを整理しておきます。


うなずき・・首を小さく小刻みに動かす。首を縦に大きく振る等。


相槌・・・発声する。「うん」「ええ」「はい」「はぁ」「ほぉ」「なるほど」「そうなんですか」等。


大切なのは、カウンセラーの姿勢表情、声のトーンも含めて

「クライエントにどのように伝わっているか」だと思います。


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それでは、効果的なうなずき相槌とは、どのようなものを言うのでしょうか?


先ずは、リズムを作るという観点から。



『リズムの合わない手拍子は、「歌いたい」という気持ちに一気に水を差します。

調子の合わない合いの手は、聞くほうも歌うほうもうんざりするでしょう。


カウンセリングのうなずきや相槌も、これとまったく同じものだと思ってください。

上手なカウンセラーは、上手にうなずきや相槌を入れて、クライアントが自然に話しやすい状態(リズムやスピード)をつくってあげられるのです。

それだけでどんどん話したくなります。』

(『目からウロコのカウンセリング革命』下園壮太先生 著より引用)



カウンセラーが、話しやすい状態(リズムやスピード)を作ってあげる。


そのために、リズムがぴったりの手拍子のように、上手にうなずき相槌を入れるわけですね。


そして、クライアントは十人十色なので、それぞれのクライアントにとっての話しやすい状態ということも考慮する必要があると思います。


奥が深いですねニコニコ


次に、メッセージを伝えるという観点から。



『相手の話のリズムに合わせるように首を小刻みに振り、「ええ」「うん」などと発声する。

このような聞き方をしていると、話し手には聞き手が大変興味をもってくれているというメッセージが伝わります。

これが「興味津々」のメッセージです。


さらに話の区切りで「う~ん」などと少し長めの発声をしながら、いつもより深いうなずきをすると、それで「納得」というメッセージが伝わるのです。

納得のメッセージの中身は「あなたの言っていることがしっかりイメージできましたよ」ということです。』

(『目からウロコのカウンセリング革命』下園壮太先生 著より引用)



「リズムを作る」「メッセージを伝える」の両面が上手くできて、はじめて効果的なうなずき相槌となるわけですね。


良いカウンセラーになるためには、それが自然に、当たり前のこととしてできるようになる必要があると思います。


あくまで、自分のうなずき相槌に意識を持っていくのではなく、クライアントの話に意識を集中させることが大切だと思うからです。


私は、それができるようになることを目指したいと思います。



今日も、ありがとうございます!



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