「システムズアプローチ」について (『セラピスト誕生』で学ぶ①) | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。

今日は、心理面接の「システムズアプローチ」について、勉強していますニコニコ


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私にとって、「システムズアプローチ」という言葉を見たのは今回が初めて

一体どんな手法なのでしょうか?



『システムズアプローチとはシステム論に基づいた対人援助法の総称です。個人や集団を「システム」として円環的に理解します。』

(『セラピスト誕生』東豊先生 著より引用)



これだけでは、ちょっとつかみにくいですが


※本ではしっかり説明されています。長くなるので省きました。


「心の中にあるもの」を発信する人、受け取る人、そして相互間でのフィードバックを円環的な「システム」として捉えるものです。


※円環的とは、一方通行ではないということを表しています。


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ここで、「システム」の形を理解するために必要な、P要素N要素の意味を書いておきます。


P(ポジティブ)要素・・・「利他主義」「精神主義」「肯定的意味づけ」

N(ネガティブ)要素・・・「利己主義」「物質主義」「否定的意味づけ」



「システム」の形には何種類もあり


★ お互いがそれぞれP要素/N要素のどちらが強い人であるか?

★ 相互間のフィードバックによって、P要素/N要素のどちらが強化されていく関係であるか?


などによって分類されています。


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「システム」の形を分類して


★ 現在のクライエントとの関係が、分類されたどの形に該当しているのか?

★ これから、どの形を目標に進めていけばよいのか?


をつかむことによって、より安心・安定した形で面接を進めることができるようになると思います。


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「システムズアプローチ」を用いた面接のポイントがまとめられています。



『クライエントが少しでもP要素の強い状態に移行できるお手伝いをすることが、私にとって、心理面接の最大の目的です。

クライエントのP要素を引き出す作業といっていいでしょう。

その際の、セラピストの一番重要な技法は「肯定的意味づけ」であり、これにより、クライエントの自己肯定感を高めることが最大の目標となります。

コミュニケーションを通して、「あるがままのクライエントでよい」と絶対肯定することです。

(『セラピスト誕生』東豊先生 著より引用)



相互間のフィーバックを通して、クライエントのP要素を引き出すわけですから

セラピスト自身がP要素の強い状態にいなければなりません。

本書を参考にしながら、自分自身を鍛えていきたいと思います。


また、「あるがまま」を絶対肯定できる自分でいるためにも

自分の中のN要素は減らしていきたいと思います。

(心の専門家と言えるレベルには達したいところですにひひ



まだまだ「システムズアプローチ」を完全に理解できているわけではありませんので、要点が抜けているかもしれません。

また、今日書いた内容は、「システムズアプローチ」を、あくまで部分的に捉えたものであることを、ご理解ください。



今日も、ありがとうございます!



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