ネーミングを変えてみる (『カウンセリング方法序説』で学ぶ③) | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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不安障害を自ら体験し薬を使わずに自力で克服した、精神医学を学び続けるカウンセラーのブログです。
あなたの不安障害(SAD、パニック症、手や頭の震え、吃音など)の克服を、効果的かつ優しくサポートいたします。【個人セッション、グループセラピー】愛知・岐阜・三重

本日、2回目のブログです。


今日は、昨日のライブのことを思い出しながら、仕事を進めました。


仲間っていいものだなって思います。



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カウンセラーは、クライエントの悩みや症状が軽くなるように、側面から心理的援助をしていく。


その過程で行われるちょっとした工夫が症状軽減の突破口になる場合もあると思います。


例えば、深刻な印象を持つ病名や症状のネーミングを、深刻度の低いネーミングに変えて呼んでみることで認知が変わり


心が軽くなったり、楽になったりする可能性も大いにあるのではないでしょうか。



『呼称ひとつで私たちの意識や認知は一変する。

ネーミングの影響はひじょうに大きい。

ちなみに、「過食症」という名前だからそういう人が増大する、かりに「食い意地汚い病」とでも命名すれば、患者はかなり減るだろうと言った医師があると聞いたが、その推測は間違いないことだろう。』

(『カウンセリング方法序説』菅野泰蔵先生 著より引用)



もちろんこれは、全てのクライエントに対して使えるものではないと思います。


また、これを使うのは、カウンセラーとクライエントの信頼関係などを構築した上でのことだと思います。



そして、何より大切なのは、ただ楽しいネーミングをするのではなく


クライエントの心に、どのように届くかを注意深く見ていきながら、ネーミングをすることが大切だと思います。


クライエントによっては、一緒に決めるのもありだと思います。



ネーミングの変更は、実際に使用していきたい手法だと思いました。



今日も、ありがとうございます!




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