わたしには「嫌いな人」が居る。
どうしても好きになれなくて。
どうしても許せなくて。
それが、
どうにもこうにも
はがゆいなぁ…
と、感じていた。
今は
「嫌いでもいい」
自分の中のそれを認めることで
もういいやーって。
思っていた。
思ってたんだけど…
なんだか小さなしこりのように
心の片隅にある感じ。
許したいのに許せないのは
自分の中で未消化なものがあるからなのか。
過去の何かを受け入れられていないからか。
出し切れていない「怒り」のようなものが、
まだまだあるのか。
そんなことを思っていて。
「嫌いなあの人」を
「嫌い」なまま。
そんな自分を許そう。
そうすることにした。
許せないけど、
これも仕方ないよねー。
そのままでもいいよねー
で、これまで来ていた。
「嫌いなあの人」は、
世間的に考えると
仲良くした方がよい人。
世間的に考えると
交流を持つべき人。
そんなジャンル入るだろう。
でも、
わたしは交流を断つことで。
距離を置くことで。
そして、
わたし自身が見張らないことで。
徐々に徐々に
1年半という時間を掛けて
あれだけいつも頭の中を支配されていた
「あの人」のことをあまり考えなくなっていた。
交流を断つことは、
見張るを止めることは、
とっても勇気がいったし。
とっても怖かったけど。
今、
１年半の時間薬にも助けられ。
わたしは穏やかに過ごしている。
それが事実。
そして、
最近ふと思った。
「嫌い」と「許せない」
わたしが勝手に、
セットにしているだけなのではないか？
と。
「嫌いなあの人」
のことを。
許せていないと思っていたけど。
本当に「許せていない」
のかなぁ。
「許せていない状態」って、
むっちゃ苦しいはず。
実際、１年半前は苦しかった。
あれだけ酷く悩まされた、
許せない出来事のフラッシュバック。
復讐心や相手を呪う気持ち。
ドロドロとしたどす黒いもの。
今現在、
普通に生活している上では殆ど感じない。
もしかすれば、
わたしは「許す」ということを
勘違いしているかもしれない。
そうか、
わたしにとって「許す」とは
その相手を好きになると、
イコールだったんだよ。
いやいや、
そもそも「許す」は「好きになる」じゃねーだろ（笑）
しかし、
わたしの中で
「許す」
＝
「好きになる」、
そしてゴールは「仲良くなる」
だと思っていたんだ。
そう気付いたときに
愕然とした
。
じゃあ、
そもそも「許す」ってなんだろう。
浮かんだわたしの答えは…
その人が、
そのままで存在することを認めること。
それが「許す」ではないのかってこと。
もしそうなら…
わたしはとっくに
「嫌いなあの人」を許せていた。
そこに居ていいですよ。
そのままであなたは幸せになってください。
今だったら、
そう素直に願うことができるからだ。
…１年半前なら絶対に無理だったけど。
「マジで不幸になれ！つか消えろ！」って
本気で呪った思ったけど（黒っ！！
笑）
ただ、
わたしはあなたが「嫌い」なので、
あまり関わりたくはありません。
この距離感がちょうどよいです。
勝手ながら、そこは大切にしたいです。
しかし、
どうぞあなたはあなたで
幸せに過ごしてください。
あなたの幸せを心より祈っています。
今、
わたしは確かにそう思っている。
「嫌い」なまま
「許す」をしてもいいんだ。
そう分かったら…
わたしの心の片隅にあった
あの小さなしこりが
スーッと
なくなった気がした。
「嫌いなあの人」
を許せたことも勿論嬉しいけど。
自分のことも
本当の意味で
「許せた」んだろうなぁ。
「嫌い」なまま
「許す」をしてもいいんだなぁ。
それが結局は、
自分にも○
相手にも○
ってことだー。
あースッキリ
あー嬉しい❤
なんだか気持ちが
晴れやかだ。