現場に行くと、観察対象児ではないけれど目に留まるお子さんが居ます。

共通して

お子さんが悲しそうに見えますし、個別に付いてくださっている先生や支援員さんたちもまた辛そうです

担当であったとしても、私はこの辺りで他の先生と交代するタイミングだと思っています。

お子さんの困り感が見えづらい時には、観察に加えて実際にお子さんと関わらせてもらいます。管理職の先生か担任の先生に、また個別支援に入っていらっしゃる先生に了承を得て行います。

ココは案外気を使います。

皮膚感覚や筋肉、骨格、全て1歳半くらいはゆっくりで、幼児さんですが原始反射も強く残っています。

上下の動きを怖がる、身体の動きがぎこちないので歩行がとても疲れる様子。

口がポカンと開いており、鼻呼吸できず目や皮膚などにアレルギーも強く出て、集中(注目)が難しい様子。

この子にあれこれ注意しても全然効果はなくて、先生はイライラが募る一方。だけど、ご自身が担当だからとずっと1人で頑張っていらっしゃる。。。

負担感が漂い始めていました。

私からは3点

①心にゆとりがなくなっているこういう時こそ、組織で対応するタイミング。

近くの先生が代わった方がお互いにいいと思います。

②お子さんが何か出来た時、頑張っている時に着目して、すかさず一緒に喜ぶ。その際にスキンシップを沢山入れる。

皮膚を鍛えることは脳を鍛えると言うこと。

③運動は本人の好きな遊びを元にアレンジしながら経験を増やす。公園の遊具の使い方や、園内でできる感覚遊びを紹介。

感覚統合、タッチケアやブレインジムなど身体へのアプローチが必要なお子さんでした。

教育では、認知(物事の捉え方や考え方、処理方法)を変えて、行動を変えるのが主流で言って聞かせようとしがち。

でも、実は行動を変えると認知が変わります。

思考と感情と身体は繋がって連動しているのですね。

大人も同様です。

負担感(感情)に思考や身体がつられてしまいますから、一度離れてリフレッシュして、方針を見直してみることがおすすめです。

支援員さんの離職についいてはこちらも↓

大事なのは、その漂っている負担感に周囲が気付くことなのではないかと思います。

特に管理職の先生が気付いて手を差し伸べると、強い信頼関係が築けることでしょう。

家庭でも同様

夫に「交替」と何度バトンタッチしたことか

このタッチケアの本は使いやすく、お世話になりました↓

負担感が漂い始めたら交替するタイミング