会食の後、実家にお泊まりをしているココロに電話を掛けた。
でも、一日中おじいちゃん(私の父)と一緒に遊んで、あっという間に眠ってしまったそうだ。明日迎えに行くと、父に伝えて電話を切った。

真剣な話し合いが続き、自分の事なのに、なんだか緊張の糸が解れてドッと疲れた。。。


夜も遅くなり、今夜はKさんのマンションにお泊まりをすることになった。

「おじゃまします。。。」


相変わらず、とても広くてオシャレな部屋。高層タワーマンションの窓からは、東京の夜景が一望できる。

きれい。。。



窓に手をかけて、立ち尽くしていると、

「おつかれさま^ ^」

Kさんが後ろから私を抱きしめた。

「スーツ姿の心音、初めて見たな。。」

今日はジョージの日本出張に同行し、通訳するという大役があったから、スーツを着て髪も1つにまとめていた。


「心音、スーツがしわになる前に脱いだほうが良いよ」

Kさんが、上着をハンガーに掛けてくれた。

「ありがとうございます」

と私がお礼を言うと、

「今から俺が心音を抱きしめたら、しわになっちゃうでしょ。。。」

と言って、私のシャツのボタンを外しながらキス。。。。

結んでいた髪の毛も解かれて、私の長い髪が腰まで降りて来た。

「シャツ姿にストレートヘアー、心音は色っぽいね。。。」

甘いキスの音と吐息が静かな部屋に鳴り響く。。。


「Kさん、私、お風呂に入りたいです。。。」

今日のKさんは、いつも以上に私を求めた。。。

「あともう少し、心音とこうしていたい。。。」

そうして、しばらく熱いキスをした後に、ようやく2人でバスタブの中に入った。

後ろからハグをされて、お湯に浸かり、怒涛の一日を振り返った。

「これから、同じ事務所だね」

Kさんは、嬉しそうに言う。

「はい、同じ事務所です。。」

私が言うと、

「社内恋愛になっちゃうね」

と、おちゃらけた後、私の身体の向きを変えて湯船で向かい合わせになった。。

「アメリカに行くまでの期間、心音とココロを今まで以上に大事にするから」

Kさんは、真剣な目で私に言う。

「はい、宜しくお願いします。。」

私が、返事をすると

「もう、心音かわいすぎる。。体も今まで以上に、愛するから覚悟しておいてね」

と言って、キスの雨を身体中に降らせた。。。




つづく。。。