わたしは無駄にこの世に生れてきたのではない。また人間として生れてきたからには無駄にこの世を過したくはない。私がこの世に生れてきたのは私でなければできない仕事が何か一つこの世にあるからなのだ。

それが社会的に高いか低いかそんなことは問題ではない。その仕事が何であるかを見つけ、そのために精一杯の魂を打ち込んでゆくところに人間として生れてきた意義と生きてゆくよろこびがあるのだ。 

故相田みつを