Four windows of JOHARI
『ジョハリの四つの窓』
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290×425mm.〔×4点〕
ミクストメディア
2012年
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展示とはすべては実験です。アートの持つダイナミックな自由さ、実験精神がどのような化学反応を示すのか課題としていました。
例えば絵を描くならばキャンバスやパネルがあります。額装で飾られ観やすさを求めた過去からの遺物:四角い固定概念があります。
これまで僕は、額に治まらないアンチな作品を創ってきましたが、ある意味その四角い世界に歩み寄ったのがこの作品からです。板パネルに初めて挑戦しました!
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作品を創るにあたってイメージし参考にしたのは『ジョハリの窓』です。これはアメリカの心理学者ジョセフとハリーの二人が1955年に発表した《対人関係における気づきのグラフモデル》です。
つまり自分をどのように見せたり隠したりしているのか?コミュニケーションの円滑な進め方を考える為に提案されたグラフモデルで、対人関係から見た自分と4つの窓に例えた考え方があり、それらをHeartでイメージしました。
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①開放の窓〔open self〕
誰もが知っている自分
②秘密の窓〔hidden self〕
自分は知っているが、他人は知らない自分
③盲点の窓〔blind self〕
自分は知らないが、他人に知られている自分
④未知の窓〔unknown self〕
自分や他人、誰からも知られていない自分
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これらの4つ全てがそろって自分なのです。公開されている部分が多いほど、オープンなコミュニケーションが出来ていると考えられます。
自分を活性化し潜在能力を引き出すには、自分のことだけ考えず、周囲に気を配ることが大切なのかも知れませんね‥
例えば多くの人は自分が嫌だと思うことは隠そうとしますよね?すると他人からの指摘や注意に対しては反発し、やがてそれらは、ストレスに変わってしまいます。
もしも自分を隠そうとせず、気づかないところを教えてもらった時は素直に受け入れてみる。
すると明るい〔開放の窓の》部分がどんどん大きくなり《未知の窓》が無くなっていきますよね。人は楽に健康で幸せに過ごせるのかも知れません‥
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