大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。

カウンセラーとして活動していくと、いくつかの疑問が出てきます。

そのうちの一つに、次の疑問があります。

「クライアントから表面的な話しか出てこない」

クライアントが表面的な話ばかりをして、話が深い領域に至らないことがあります。

カウンセラーは、カウンセリングらしいことができないことに疑問を持ちます。

そんな時に、「どうすれば話が深い領域に至るのか？」ということを知りたいカウンセラーさんは多いのではないでしょうか？

今日のブログは、その前段階として、

「カウンセリングにおいて表面的な話とは何か？」

「カウンセリングにおいて深い領域の話とは何か？」

という2つのテーマについてお伝えしたいと思います。

ニューロロジカルレベル/ロバート・ディルツ

次の図の「ニューロロジカルレベル」は、NLP(米国発祥の心理プログラム)の開発者の一人である、ロバート・ディルツ氏が提唱したものです。

このニューロロジカルレベルとは、人間が物事をどのように捉えているかを５つの階層に区切って整理したものです。

ニューロロジカルレベルは、カウンセリングやコーチングで多様な活用ができるもので、私の開催するカウンセリング講座では必ずお伝えしています。

そして、いろいろな使い方ができるこの図が、クライアントの表面的な話、深い領域の話とも関係があるのです。

もう一度、図をご覧ください。赤い字の階層と、緑の字の階層がありますよね。

これからカウンセラーを目指す方には知っておいていただきたいので、簡単にですが分類をお伝えしますね。

【クライアントの表面的な話】

環境、行動の話（赤字）

【クライアントの深い領域の話】

能力の話、信念や観念の話、自己認識の話（緑字）

となります。

「環境、行動」は、パッと見てわかる部分ですよね。

つまり、クライアントの表面的な話になるわけです。

逆に、「能力、信念観念、自己認識」は、パッと見てわからない部分ですよね。

これは表面にはあらわれない隠れている部分ということです。

つまり、クライアントの深い領域の話というわけです。

もちろん人間の内面の話ですから、ハッキリと分かれるわけではありません。

ただ、カウンセリングが進んでいくと、表面的な話の中に、徐々に、能力、信念観念、自己認識の話が出てくるようになってきます。

そうなると、カウンセラーは、深い領域の話になってきたなと思うわけです。

カウンセリングは、心や意識の領域を取り扱う仕事です。

見えない深い領域に働きかけをしようとしても、クライアントから表面的な話しか出てこないことに焦ることがあるかもしれません。

そんな時は、今日のブログを思い出していただければと思います。

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クライアントから表面的な話しか出てこない【カウンセリング】