大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。

カウンセラー・コーチ開業をお考えの方のご相談を承ると、ある不安をお持ちの方が多くおられます。

ある不安とは、

「一人で開業するのが心細い気がする。」

というものです。

私はカウンセラー・コーチ養成のための講座を開催しています。

その講座を修了された方の、その後のご相談も承っていますし、開業支援もしていますし、スーパーバイズや教育分析の機会も用意しています。

スーパーバイズや教育分析とは、カウンセラー、コーチングのプロが受ける、カウンセリングやコーチングのような機会です。

その意味では、一人での開業をあまり心配する必要はありません。

ただ、どうしても「一人なんだ」という感覚がぬぐえない時に、試していただきたい方法があります。

お遍路さんの同行二人（どうぎょうににん）

遍路セラピーという言葉があるくらいですから、カウンセラー・コーチを目指す方は、お遍路さんをご存知だと思います。

そのお遍路さんの装束に、「同行二人（どうぎょうににん）」という言葉が書き込まれているのを見たことがある方もおられるでしょう。

この同行二人という言葉は、一人で遍路道をめぐっていても書かれています。

では、お遍路さんは誰と一緒に歩いているのでしょうか？

見えないもう一人は誰でしょうか？

それは、「弘法大師（空海上人）」です。

お遍路さんは、弘法大師（空海上人）と一緒に、四国八十八か所の霊場をめぐっているのですね。

カウンセラー・コーチに同行するのは？

カウンセラー・コーチ開業を目指す方で、どうしても「一人なんだ」という感覚がぬぐえない時に、試していただきたい方法があります。

それは、すでに他界した偉大な存在、それも仕事のヒントを与えてくれそうな存在と一緒に仕事をしているような気持ちを持ってみるという方法です。

傾聴カウンセリングを行うカウンセラーなら、カール・ロジャーズ氏と一緒だという気持ちになってみてはいかがでしょうか。

また、無意識領域を扱うカウンセラーは、カール・グスタフ・ユング氏と一緒にいる気持ちになってみてはいかがでしょうか。

家族療法を行うカウンセラーなら、バージニア・サティア氏と一緒の気持ちになってもいいと思います。

日本人がいいなら、河合隼雄先生、森田正馬先生、吉本伊信先生など、日本にも素晴らしい先人がたくさんおられます。

開業に不安を感じた時、一緒にいると思うと、力強くなれる偉大な先人を探してみていただきたいと思うのです。

それによって、「一人なんだ」というよりも、「一緒なんだ」という気持ちが湧いてきたら、それが仕事の質にも反映していくと思います。

そのためには、精神科医、カウンセラー、心理学者などの気になる人物の伝記などをあたってみてください。

そして、その偉人は、どんな生涯を送り、どんな仕事をし、どんな考えを持ち、何を大切に生きたのかなどを調べてみていただきたいです。

それによって、よりその人物を身近に感じることができるでしょう。

その偉大な先人と一緒だと想像するのは心強いだけでなく、なぜか仕事のヒントが浮かんでくるという得をすることもあります。

そのうち、偉大な先人の境地に触れることができるかもしれませんよ。

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