仏陀は約2500年前、
キリストの500年前にインドで、
「楽に生きる」為の哲学、
を語り、実践していました。
「心が病まない思考法と生き方」ということで、
分かりやすい一説を紹介したいと思います。
腰が低かったり高飛車な神さん?が次々に現れ、
仏陀に質問します。
「直接聞くの恥ずかしいから、弟子の君から聞いてくれない?」
という神さんもいらっしゃいますw
その中で最も分かりやすく、仏陀の説くエッセンスが詰まっている、
P20 第10節 「森に住んで」では、
「あなたのお弟子さんは一日、一食しか食べてないのに、
なんで、みんな顔色が良く穏やかで元気なの?」
と神さんが仏陀に質問します。
仏陀曰く
「かれらは、過ぎ去った事を思い出して悲しむ事もないし、
未来のことを心配してあくせくしたりしません。
ただ現在(今)を暮しています。
だから、かれらの心は軽く、穏やかで顔色もいいのです。
おろかな人は、未来の事にあくせくし、
過去の事を思い出して悲しみ、
心も体も萎えているのです。」
分かりやすく超訳してみましたが、
2つに分けるともっと分かりやすいです。
「心を病む生き方をしている」人とは
過ぎ去った事に囚われ執着し、まだ来てもいない未来を心配し、
あくせくし、現在(今)を暮さず、過去や未来といった
妄想の中で生きているから、
心は暗く、せわしなく、病んでしまうのです。
対して、
「心が病まない思考と生き方をしている」人とは
過ぎ去った事にとらわれず、まで来てもいない未来に対して、
おおらかに捉え、現在(今)を暮している人です。
2500年前にブッダが説かれた、
素晴らしい智慧のエッセンスがここにあります。
しかし、過去に囚われ苦しまれている方には、
なかなか、理解できない、腑に落ちないことかもしれません。
心を明るく、軽くするサポートをするのが総合セラピストです。
シッダールタが悟りを得、仏陀(覚者、悟りを得た人)になったと言われている、
ヴィパッサナー瞑想法の指導を、
カウンセリングの中に取り入れているのは、
その為なのです。