もののけ姫の「アシタカせっ記」がハマってしまい、
ずっとPCの音やヘッドホン、外ではソニーのウォークマンの
イヤホンで聴いていて思ったこと。
オーケストラの演奏ということもあって、
外でイヤホンで聴くには音漏れや外からの音も入り
細部の音が拾えず、迫力にも欠けてあまり
音楽を聴いている感じがしなかった。
試しに室内で同じように
ソニーのウォークマンの
イヤホンで聴いてみたけど、
なんかスケール感?迫力が足りない。
ヘッドホンやPCで聴いた感じでは
もっとそういったものがあった。
試しにウォークマンの設定を
コンサートホールの設定に変えてみた。
そしたら、迫力が増して
ヘッドホンくらいにはさすがに
いかないけど、聴きごたえがある
感じになった。
聴いていて改めて思ったのが、
オーケストラの音楽はおそらく
野外ではない室内のそれも
コンサートホールのようなある程度開けた
演奏の反響(音の反響効果)が考えられている
空間での演奏が一番良い音楽なんじゃないかと
いうことだ。
普通歌手が歌う音楽や演奏だったら、
無駄な音が入らず、音を拾う環境が整っている
スタジオが一番良い音楽を産み出すのには
理想なんだと思う。
勿論生(=ステージや舞台)で
歌ったり、演奏したりするのと
比べている訳じゃない。
以前音楽業界の仕事について
お世話になった方に言われたこと。
「歌手は生が良いのが基本。生がいいから音源にしても良い物ができる。
自分達が本心で良い物だと思っているから、音楽を売っているんだ。」
勿論スタジオミュージシャンなんて揶揄される人も一部いる。
今の録音技術は発達しているから、普通に音源を聴いただけだと
その歌手の歌唱力やミュージシャンの演奏力を客観的に
評価するのはけっこう難しい。
話しを戻すと、
オーケストラはスタジオで完成する音楽じゃなく、
コンサートホールのような場所で完結する音楽。
言いようによっては録音なんて手法ではなく、
本当に生の音を楽しむ音楽として発達したような気がする。
勿論普通の歌手やミュージシャンの音楽も
臨場感のような生には生の良さがある。
ただオーケストラの音楽は完成形の
理想の形があるとしたらコンサートホールが適していて
演奏する空間も音楽を完成させるための
一部となっている色合いが改めて強いと感じた。