頭の中に浮かんでくる言葉

 その言葉はあまりにも

 「嫌だ!嫌だ!死にたい!」

 その言葉はどこから生まれてる?
 
 なぜそう思う?

 そう思ってるのは
 本当のあたしなのだろか

 いや、少し違う

 なにかを恐れている
 とても恐れている

 あたしから
 離れることを拒んでるような感じ

 まるで子供が親から離れる
 ことを居やがってるような

 それが
 なにか頭の中に居る感じ

 こいつは何者なんだろう

 あたしの中のなんなんだろう?

 あたし的にみると
 子供のような存在だ

 今はそれしか言いようがない

 目が覚めたら
 気分がいまいちで
 そんな風に死にたいというので

 だから声をかけてみてる

 ☆「どうしたの?なにが怖いの?」

  「嫌だ、行きたくない」
  
 ☆「なんでやなの?なにが怖いの?」

  「ここにいたい」


 ☆「どうして?」


   「離れるのが怖い
  だってずっとここに居たから」

  
 ☆「そっか、今まで居たんだね
  いてくれたんだなんかありがとう   
 でね、大丈夫、どんなに離れても大丈夫」


 それから声は聞こえなくなった

 誰なのかなんなのか

 よくわからない

 そして消えて
 居なくなったわけじゃない

 ただその声が収まっただけだ

 また声をかけてみる

☆「なにか言いたいこと言って良いよ」

 「お前なんて嫌いだ」
 「お前は悪いやつだ」 
 「お前は冷たいやつだ」

☆「そっかそんな風に思ってたんだね」
☆「なにが悪いの?どこが冷たいの?」

 「俺を無視するからだ」
 「俺を見ようとしてないからだ」
 「俺の声を聞かないからだ」

☆「じゃあ分かるように教えて」


「俺はお前のことすごく見てるし」
「いつも寄り添ってる」
「なのにお前は見てないし聞かない」

☆「だって見えないもん
聞こえないもんわかんないんだもん」
☆「だってあなたは姿がないじゃない」 
☆「じゃあどうしたら見えて聞こえてた?あたしにはわからないよ」
☆「なにがいいたい?結論は?」

 「寂しかった」

☆「あなたはだれなの?」
 
 「幼い頃の君だ」

☆「なぜそこにいるの?」

 「取り残されたから」

☆「だれに?なにから?」

「周りのやつらからも」

☆「それってあたしじゃないじゃん」

☆「あなたの声はあまりにも小さく
あの頃のあたしにはなにも出来なかった自分を守ることだけ考えてた、
それは間違ってたのかもしれない、
だけどそうするしかなかった」

☆「もう自由になろうよ好きにやろうよ、あたしもあなたも自由だから」


 ここで少し無言になってた
 また続きは書く
 一旦終わり