悪いことはいつまでも続かない | 自分を幸せにする脳と心からのヒント

自分を幸せにする脳と心からのヒント

脳科学と心理学に基いたカウンセリングやセミナーをご提供している医学博士の心理カウンセラー永井康雄です。自分らしく生きることで幸せになるヒントなどをお届けします。


わたしの今の状況が最悪
わたしには嫌なことばかりおこる
ずっとこころが苦しくてたまらない

こう思うことありませんか?

そしてその状況が未来永劫続くのではないか、と不安になったことはありませんか?



僕はうつのときによく感じていました。

苦しい思いをしているときに、ふと、

「これが一生続くんじゃないか」

と考えてしまい、とてもこわくなってしまったのをおぼえています。



ところで、みなさんは静電気をもった発泡スチロール片が手にくっついてしまい、取るのに苦労したことがあるでしょう。

こんなとき、僕は「これがずーっと取れないんじゃないか」「この状況がずっと続くんじゃないか」と感じることがよくあります。

でも、これは一時的なもの。

手をおもいっきり振っても取れないけれども、どこかに静電気を逃がしてやれば、簡単に取ることができますよね。



これはこころの世界でも一緒だと思います。

悪い状況のときに、もがけばもがくほど事態は悪くなる、一向に改善されない。

しかし、ちょっと落ち着いて状況を観察すれば、出口は必ずみつかる。

ひとりで発泡スチロール片を取るのに苦労したら、誰かに手伝ってもらってもいい。

そうすれば簡単に悪い状況から抜け出せるのです。



悪いことが未来永劫続くなんてことはまずありません。

日々の生活の中では、様々な幸せの種がころがっています。

ただ単に自分がたまたまそれを見つけられないだけ。

それに、悪いことが起こっても、反動でさらに良いことが起こるかもしれないのです。

悪いことがずっと続くという思い込みさえなくなれば、

実は簡単に幸せの種をみつけることができるのかもしれません。