(☝ブログを守ってくれているフクロウさん)

 

 

 

こんにちは。
ココロセラピストTATSUMIです。

 

いつもありがとうございます。。

 

なかなか理解されないことのひとつに
『遅刻癖』があります。

世の中には、理解されづらい事も多々ありますが
寝坊に関しては特にそうなのではないでしょうか。

たとえば以前なら『うつ』といえば
『怠け病』と言われて苦労をわかってもらえないどころか
人格否定されていた時代もあります。

でも、当人たちは決して怠けているわけでも
気合いが足りない訳でもないのです。

今でこそ、やや理解されるようになってきたので
少しはマシになったのではないかと思います。

もちろん病名は免罪符ではありません。
結果的に自分も他人も困ってしまうのも事実です。

だから、結論を言えば
うつであろうとなかろうと、
みんなで

・病気の人を差別せず理解に努める
・病気にならずに済む方法を考える
・病気にならずに済む方法を話し合う
・病気にならずに済む方法を共有化する
・病気にならずに済む方法を実践する


この5つが特に大事だと思います。

それはそうと『遅刻癖』は、
未だにその辛さを理解されません。


決して夜遊びしていて
朝起きられなかったとか
そういう理由だけが寝坊の原因
ではないのです。


何らかの病気や障害なら、
まだわかってもらえるかもしれませんが
そうではない場合は厄介です。

仕事や家庭に問題があって
ストレスの重圧で拒絶反応があるとか
そういうことならカウンセリングを受ける
なりなんなりして、それを学校ん先生やら
上司に相談するのも良いと思います。

ちなみに、こんな話を聞いた事があります。

朝、目覚まし時計をきちんとセットしても
結果的に遅刻するのだそうです。


もちろん目覚まし時計が大音量で鳴ろうとも
眠い時は眠いですし
身体が重くて本当に起き上がれない事もあります。

ただ、そういうわけでもなく
一応は目覚まし時計で起きられるのだそうです。

普通に考えたら、ちゃんと起きられたら
朝寝坊したわけではないのですから
遅刻なんてしないのです。

周囲の人たちは、当然そんな事はわからないので

「遅くまで起きてるんじゃないの?
早く寝る習慣が大事だよ」

とか

「目覚まし時計を3つくらいセットすれば
起きられるよ」

なんて、簡単に言うかもしれません。

でも、そういう問題ではなさそうなのです。

これは万人に当てはまる話では無くて
こういう人もいるのだという程度で
読み進めて下さい。
理解されなにくい人の理解を
なんとなくでいいので知って欲しいのです。


このタイプの方は

朝起きるところまではなんとかできるのだそうです。

ここからが重要なのですが
人間は『習慣』で生きている動物です。

だから、早く起きても、寝坊しても
慢性的に『遅刻癖』があるので

「ああ…。○時○分ごろに家を出れば
ギリギリ間に合うか…」

という遅刻ギリギリタイムに
脳内スケジュールを書き変えてしまうのです。

だから、早く起きることに成功しても
潜在意識が、○時○分までは
動いてくれないのです。

起きているだけなのです。
のんびりテレビを見てしまったり
スマホいじりに夢中になってしまったり
化粧に必要以上に時間をかけてしまったり
とにかく、遅刻しないための行動ではなくて
それ以外の行動をしてしまうのです。

家族が心配して

「のんびりしてると遅刻するよ」

とか

「時間大丈夫なの?」

とか聞いても

「うるさいな!!!」と激怒してしまうのです。
そして、結果的にイライラして理性を失ったから
という理由で結果的に遅刻してしまうのです。

もちろん言い方にも問題はあるのですが
どんな言い方をしても正直関係ないようです。

仮に出発前の準備に本当に時間がかかるなら
起きる時間をもっと早くすれば良いだけなのですが
それもダメなのです。

「みんな寝てるのに、そんな朝っぱらから
バタバタしたらうるさいでしょう!」

と逆ギレするのです。

正直、毎日遅刻ギリギリで
テンパって騒がれるよりは
早朝から起きて作業をしてくれていた方が
静かだという気もしますが、
本人がそう思えない以上はダメなのだそうです。

この問題は、話を聞いているだけだと
人間的に何かを間違えた人みたいに思えてきます。
そこが、問題なのです。

本人は至って真剣ですし
遅刻したいわけではないのです。

だから

「モタモタしないで」

とか

「テキパキして!」

とか言ったところで、
暴れ出すか、泣きだしてしまうのです。

ふざけているようにしか思えないのですが
本人にとっては大真面目で
怒鳴るなり叫ぶなりしないと
やっていられないくらい辛いのです。

そこまでのレベルになってしまったら
正直、カウンセリングを受けて欲しいというのが
僕の本音です。

潜在意識のパワーが間違った方向に
使われてしまっているのですから。


人間は理性だけで生きているわけでは
ありません。
知らず知らずに潜在意識に導かれているのです。

潜在意識は善も悪もないので
決して悪い存在ではありません。
基本的には、あなた自身を守るために
頑張ってくれてはいるのです。


ただ、潜在意識にしろ理性にしろ
間違った方向に頑張ってしまうと
とんでもない方向に進んでしまうのは同じです。


だから、もし、心当たりのある方が
いたら、この記事をそっと見せてあげて下さい。

まず潜在意識を書き変える必要があります。

遅刻癖のある人の潜在意識は

「まぁ、今時間に出ればいつも通りの時間に
到着していつも通り過ごせるだろう」

と勘違いしてしまっている可能性があります。
遅刻したら、怒られますし、周囲に迷惑をかけます。
社会人としてもやや恥ずかしいです。

しかし、潜在意識はこう考えてしまっているのです。

「なんだかんだで、いつもこのペースで
生きていられるんだから、現状維持が無難かな…」

と。

だから、わざわざ別の選択肢を選ぶリスクよりも
安定の遅刻を安全と認識してしまうのです。
潜在意識は変化を恐れやすいようです。


だから、どんなに早く起きても

「○時○分に家を出る」という
脳内スケジュールで動いてしまい

いつも通り遅刻の原因を探し不満を言い
いつも通りバタバタして落ち度があるまま家を出て
いつも通りダッシュで駅まで走って
いつも通り汗だくで学校や会社について
いつも通り、遅刻するのです。

では、何が問題なのかというと

理性と潜在意識の認識の差です。

理性は「△時に起きれば間に合うだろう」と
起きる時間に意識を向けているのです。

一方、潜在意識は、何時に起きるかには
興味がなく「○時○分に家を出よう」と思っているのです。

だから、何時に起きるかは問題ではなく
何時に寝るかも問題ではなく
同じ時間に焦り出し、同じ時間にバタバタして
家を出るのです。

そこで、心当たりのある方は
今この瞬間に

「△時に起きて、少し早目の□時に家を出る」

と、行動をより具体的に意識して欲しいのです。

「起きる」も大事なのですが「家を出る」の方が
大事です。

眠る前に数回、それを唱えて自己暗示を
かけるのも良いと思います。

また、目覚めた時に忘れてしまっては
意味がありませんので、目立つところに
紙に書いて貼っておいても良いと思います。

早起きが苦でなければ、
少し…ではなく本当に早い時間に家を出て

「×時にはオフィスで珈琲を飲んでいる」

というゴール設定にするのも良いと思います。

慣れるまでは辛いかもしれませんが
人間の習慣は2週間で定着すると言われています。


2週間はもしかしたら気合も若干必要に
なるかもしれませんが、潜在意識に定着さえ
できれば苦では無くなります。

遅刻癖のある人は、ぜひ試してみて下さい。

そして、成功したら
ぜひ実体験としてその話を広めてみて下さい。

きっと、多くの理解されずに苦しんでいる
仲間たちに希望を与えることができると思います。