おはようございます。

100年企業を作りたい組織開発コンサルタント小川です。



本日も「経済的報酬の考え方」で

ご紹介した5つのポイントについてお話します。




本日は3つ目の

報酬を得る仕組みが透明でわかりやすい

について。



世の中には、

給料の決め方が透明でない企業がたくさんあります。

俗にいう「鉛筆ナメナメ」というヤツですね。



鉛筆ナメナメは、

評価者が一人で、評価者に良識が備わっている場合には

それなりに機能すると思います。



でも・・・

1つ問題があります。



それは、

「私はどんな成果を上げたら、どれくらい給料が上がるんでしょうか?」

という質問にスパッと回答できないことです。



この質問に、

・頑張ったら頑張っただけ

・大きな成果には相応に


などと回答する経営者もいますが、

そんな経営者に限って昇給はコンサバ。

質問者のハートを掴むことはないでしょう。



働きがない人、働きが少ない人に

大きな報酬を支払うことは問題ですが、

働きがある人、貢献の大きな人に

魅力的な報酬を示せないのはもっと問題です。




わかりやすく、透明な仕組みを作るには、

経営者もある程度、財務の知識がなければなりません。




・粗利額、粗利率

・労働分配率

・粗利を生み出すに至る各職種の貢献割合


くらいは押さえておきたいです。



私が新卒で入社した会社は、1/3ルールというのがあって、

個人が年間で稼いだ粗利の1/3が翌年の年俸になる

という至ってシンプルなものでした。

なので、働きながら「来期の年俸は●●万くらいにはなりそう」というのが

イメージでき、高いモチベーションに繋がりました。



非の打ちどころのない制度というのは存在しないので、

この制度も「粗利の低い仕事を敬遠する」などの問題は抱えていたことは認めますが、

わかりやすさがモチベーションに繋がっていたことは事実です。



ここまでシンプルにできないとしても、

「私はどんな成果を上げたら、どれくらい給料が上がるんでしょうか?」

にスパッと回答できる仕組みは用意したいものですね。

 

 








本日も駄文にお付き合いいただき、ありがとうござました。





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