乳がんのクライアントさんからの主治医に対しての不満
こちらに来られている乳がん再発から各部位に転移のあるクライアントさんからの
お話しです。
実は昨年、ある医師のご紹介で9月に骨転移の療法を手技療法でサポートしていた
方です。
これは大変効果がみられて腫瘍マーカーのCA15-3が、7月298 → 10月166.3
と、100以上マーカーが低下していたクライアントさんです。
県外の方でこちらに来られるには片道3時間ほどかけてこられていました。
遠方でもあり、試したい療法があるとのことで、今年の1月・2月は、こちらでの療
法は中断しておりました。
その期間に悪化したらしく、2月は骨転移の痛みの影響だと思うのですが、車いすを
ご使用になられていたそうです。
3月に入り、地元の市営の病院で画像検査や血液検査などをして、その結果を持たれて、
再度こちらにご相談に来られました。
まあ・・・なんと言いましょうか・・・画像を拝見すると全身転移のような状態でし
た。(画像診断書参照) 腫瘍マーカーCA15-3は、また上昇しており2月の時点で246
と上がっていました。
そして再度こちらに通う事となり現在に至っています。
ここからが医師とのやり取りの本題です。 まず3月の検査結果を見て・・・・主治医が…
① ここまでひどいと何も治療法はありません。手術はできないし化学療法をしても効か
ないでしょう。・・・と言われたそうです。
② 次に、化学療法をやりたいなら、この薬とこの薬があるけれども・・・まあ、やっても
だめだと思いますが…どうしますか?
ここまでの主治医の言葉を聞くと、化学療法はやっても無駄。あなたがやりたいならやってあげ
てもいいよ。 と・・・・高飛車な物言いに聞こえますね。
このやりとりで、すっかりクライアントさんは主治医に対して不信感を抱いたようです。
その後4月も・・・肝臓に多発性の転移があるにもかかわらず、肝臓の血液検査はしていない。
腫瘍マーカーのCA15-3も検査していない。
これには私もびっくりしました。 普通は肝臓にがんが転移していれば、肝臓の血液検査は必
須のはずだと思うのですが…・
なんという主治医なんだろうか・・・と思われても致し方ないように思います。
③ この4月に余命宣告があり、早ければ1か月 もっても3か月と言い伝えられたそうです。
さすがにクライアントさんは、この余命宣告が堪えたらしく精神的にも不安定となりました。
そして極めつけの、つい先日には・・・・
主治医・・・「これまであなたがやってきたことは間違いだったと気が付きましたか?」
患者さん・・・内心の声「私が何をしてきたかほとんど知らないくせに、何を言ってるの!!
プンプン!!」
次に、主治医か患者さんを見て、「意外と元気じゃないですか。これだったら化学療法出来
ますよ。やってみてはどうですか?」
患者さん…「だって先生、3月に化学療法はやっても無駄とおっしゃったじゃないですか。
どういう事なんですか?」
主治医・・・「あの時は、私もよくみていなかったんだよ」
患者さん・・・「・・・」絶句・・・・以後は作り笑いで話を聞いただけ…・
このような会話のやり取りに、クライアントさんは不信感と怒り心頭でした。 公的な病院
で、しかもこの主治医の先生は副院長!!
まあ・・・時々がん治療されておられる方で主治医の悪口を耳にしますが、これは責任の欠
如と・・・あまりに人の心がわかっていないコミュニケーションだな・・・・と、思いました。
もう少しガン患者さんの気持ちを察しながら、責任をもってやり取りしていただきたく思います。
追伸・・・現在は車いすを使用することなく自分の足で動けており一時の悪い状態から回復し
ております。
また腋下リンパ節やセンチネルリンパ節の腫瘍も小さくなってきているとの自覚があるようです。
5月の検査時の腫瘍マーカーCA15-3も170と、2月と比較して80ほど下がっております。
クライアントさんは、とても喜んでおられました!!