こんにちは
埼玉 心屋流カウンセラー
晴れる屋まゆこです





ある日突然、親がガンで余命を言い渡され
誰にでも訪れる「死」とリアルに向き合い、
「究極の状態」での心の動き、
その間の人間模様、
その間の出来事の記録です。



時間が有限だと知った時、
現実をどう受け止めて、
どう考えて、
どう動いていくか。



大切なあなたに、
読んでいただけたら幸いです。



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人は、
〇〇になったら→ 不幸だ。
〇〇だと→ 大変だ。
と、頭が勝手に解釈して体も反応する。
が、
〇〇だと→気分最悪になる
はず、だったのに、
心が軽くなり、まさか笑顔まで出た!?



という、
「はず」が、一転する体験をした。



これぞ、目の前の問題はダミー、
いや、、
まだダミーとは言いたくないけど、
「普通は」こういう気分になるでしょっ!
というのが、
そうならないかも!
という実体験だった。




母が緊急入院し、
翌日、弟と一緒に駆けつけて、
主治医からの余命宣告を聞いた。




感性が似ているわたしと弟、
一気にずどーーーんと二人で真っ暗闇の
中に引きずり込まれたようになった翌日、




弟の奥さんである義妹がやってきて、
弟は東京に戻った。



そしてその晩は、
義妹と、いっぱいいっぱい喋った。
喋ると段々と心がおちつくんだなぁ
そんなことを思いながら。




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翌日は主治医との面談で
治療方法を「決める日」だった。



何の予備知識も
心構えも無い状態で、
いきなり「決める」「決めなくちゃいけない」
事態に心が震えてた。




その日の午前中、
わたし「11時11分だ!!!ゾロ目!!」


と。



本当にゾロ目に目が止まった。
ゾロ目だけは私の中で信じられるメッセージ
と思ってるところがあって、、
そして少しでも「良い情報」を
かき集めたい気持ちだった。





そのゾロ目の後、
庭先で義妹が、
「ねねーちゃん!今ね、カナブン見たの。
でね!もしや?と思って虫占い見たら、
“再生、復活”だって!!」
と、嬉しそうに伝えてきた。



虫占い、、
はじめて聞いたような気がしたけど、
その朗報が沈んだ心にどれだけありがたかったか。義妹が応援してくれてることがどれだけ支えになったか。



人は、支え合って生きてる
この「支えてもらってる」を、
しみじみ感じつつも、




私の心は号泣する間もなく、
次々とやってくるこの決断の連続を、
受け止めようとしていた。




その後いざ病院へ、まず母に会い会話をかわし、
「痛み」が緩和されてるようで少し安心する。




そして、まもなく呼び出され
母は「行かない」と言うので、
杖をつき息切れしつつの父と、
義妹と三人で主治医との面談室へ向かった。




つづく