1歳半健診、3歳児健診ともに「ささやき声テスト」というのがありました。私の住む地区は事前にキットが送られてきて、自宅で行うようにとのことでした。



1歳半のときは、部屋のなかを無音にして、確か1メートルだったか?離れて、子どもの後ろから名前を呼んで振り返るかどうかを見る。このとき、自分の首のところに手を当てて声帯が動かないような声で呼んでみること。俗にいうささやき声で呼ぶとの指定がありました。


普通の声で呼んでも振り返らないのに、ささやき声で振り返るわけないだろッッ!


と、半笑いになった覚えがあります。


一応やってみましたが、1歳半の娘はもちろん振り返りませんでした。


1歳半になる前にもなにかしら反応が悪かったので、幾度となく「あれ?耳、聞こえてる??」って疑問に思ったことがあったのですが、


耳は聞こえているという確証がありました。


それは、、、、


朝、起こすときに、なかなか気持ちよく起きないので、寝室から少し離れたところにあるリビングのテレビでアンパンマンのオープニング場面を流すんです。すると、「そうだ♪おそれないでみーんなのために♪」という歌に覚醒してパチっ!と目覚めて走ってリビングにやってくるんです。


だから、耳は聞こえている自信がありました。
 

でも、振り返りませんでした。名前を呼んでもぜんぜん。


呼び方がいけないのかなーと思っていたころもありました。
  

あーちゃんって呼んだり、あかりたんって呼んだり、あかぴょんって呼んだりなんかそのときの場の空気というか、私の呼び方のせいで娘が混乱していて自分の名前を分かっていないのかも?と思いました。


とりあえず、1歳半のときは名前を呼んでも振り返りませんでした。ささやき声なんて論外です。


 
3歳児健診のささやき声テストは、部屋の中を無音にして、娘と向かい合って座って

この紙を娘に見せます。私は自分の口を手をふさいで内緒話のときのような声で娘に質問をします。「犬はどれ?」のような感じ。娘がささやき声を聞き取って、ちゃんと聞かれている対象のものを指差せるかどうかのテストです。

 
いまからテストをします!と言って娘を呼ぶと、すごくわくわくしたような感じで着席しました。


指示にしたがって、私は自分の口を手でふさいで、内緒話のようなささやき声で「犬はどれ?」と聞いてみると、


娘も私の真似をして、ささやき声で



「これ」


と、犬を指差しました。


その様子がおもしろくて笑いそうになりましたが、最後までやってしまわないといけないと思って、必死に笑うのを堪えて、同じ調子で「いすはどれ?」と聞きました。やっぱりささやき声で「これ」と言う娘。


全部出題してみましたが、全問ささやき声で正解しました。


名前を呼んでも振り返らなかったのに、よくここまでできるようになったなぁと感心しました。
  

それどころか、「ささやき声」といういつもとは違う場の空気を読んで、自分もささやき声で返答するというところもすごいではないか!とダブルの成長を感じました。