一言で「自信」と言っても、いろんな「自信」があるような気がします。
例えば……
10年ほど前の自分を振り返ってみると、
当時38歳で、長男は小5、長女は小3。
夫が単身赴任する前で、
私は学研教室の経営をしていた頃です。
長男が中学生になるとき、学研教室を辞めて、
通信制高校の非常勤職員に戻りました。
今だから書けることですが、
学研教室の指導者としては自信がありませんでした。
もちろん、経営していた5年間は、自分にできることを精一杯やっていたつもりです。
小学生の勉強はすべての基礎となるもので、とても大切だという思いは今も変わりません。
でも、私自身がそこの部分で熱意を持って仕事を続けていられたか、と問われるとそうばかりではなかったからです。
これは、あくまでも「私自身が」そこを求めていなかったということです。
その頃は、既に「スクールカウンセラーになりたい」という思いを持っていたので自然だったかもしれませんが。
母親としての自信はあんまり考えたことがありませんでした。
今思えば、とても「自信があった」とは言えませんね。
後悔していることもあります。
女性としての自信は、全くありませんでした。
年齢を重ねることに恐怖や不安はありませんでしたが、
元々若い頃から女性としての自信は無かったのです。
ここまで「ない自信」ばかりでしたが、
「ある自信」は何だっただろう?と考えてみると……
学ぶ意欲だったのではないかと思います。
向上心は昔からある方で、学びたいという熱意はいつも持っていました。
「スクールカウンセラーになりたい」と決めてから10年以上、その思いを持ち続け、一度も諦めたことがなかったのは、今でも「自信」となっています。
そして、今。
48歳。
振り返ってみると、自分の中の「自信」がそれぞれに変化していて、
全体としては、
「今、自信がある」と言えること。
10年前の私が、今の私に会いに来ても、笑顔で会えます。
そして、がっかりされることはないのでは……と、
思います(^o^)
ありがとうございます。
「子どもの笑顔とイキイキは、大人のイキイキから。」
こころの里カウンセリング 代表
公認心理師・静岡県スクールカウンセラー
山﨑里美