講演会に行ってきました。
静岡市にあるさくら眼科の院長、松久先生の講演会です。
タイトルは、「眼科で学習障害の早期発見・診断・支援」。
とても有名な眼科で、私も勤務校でその名称を何度も聞いています。
でも以前から、
①「なぜ眼科で学習障害?」という疑問がありました。
②また、学習障害と診断されてipadの使用を勧められたお子さんがいました。
でも学校の先生は「がんばって書いているんです」「やればできることもあるのです」と言われ、私も「そうか……」と思っていました。
やってみてできることならやってみた方がその子にとっていいのか、と。
でも、漠然と、迷い続けていたのも事実です。
それでいいのか、と。
まず①「なぜ眼科で学習障害?」ということですが、学習障害は小児科で検査しても、診ても説明がつかない、知的に問題がないのに「書けない」「読めない」ということがある。これは視覚の問題ではないか、とのことで眼科医である松久先生が診ることになったそうです。
まだ医学的な面で私の理解が追いついていない面は多々ありますが、
その疑問は納得できました。
もう一つ②のことについて、思い切って質問してみました。
恥ずかしながら、たどたどしくぼんやりとした質問になってしまいましたが、先生のお答えは明確でした。
「例えば、読み書き障害(ディスレクシア)の子どもたちがすごくがんばって、文章を読んだり、枠内に漢字を書いたりする作業をすることで、本当に大切で必要な勉強(知識)を学ぶ機会を奪っていることになるのではないか。だからipadなどのICT支援が必要なのだ」というようなこと。
おおげさでなく、冷水を浴びせられたような感覚でした。
まだまだ勉強が足りない。
もっともっと学んで知って、説得力をもって学校の先生方にお伝えしていきたい。
改めて強く強く思いました。
ありがとうございました。
「子どもの笑顔とイキイキは、大人のイキイキから。」
こころの里カウンセリング 代表
メンタルカウンセラー・スクールカウンセラー
山﨑里美
kokoromaintenance@yahoo.co.jp