何かを「頑張る」と思うと、辛い気がしたり、大変な気がして、しまったりしませんか?

 

子どもは、「ありのままでいい。」もちろん私はそう思っています。

 

だから、習い事で日々を埋め尽くしたり、

何かのために、目的を見失って、塾に缶詰にしたり(笑)することには、全く同意できません笑

 

 

けれど、「何かを頑張る経験」「チャレンジ精神」「粘る力」は、

たった一つでも、何か打ち込めそうなことにおいて、身につけられることは大事だと思っています。

 

私がずっと学んできた「教育心理学」の中で、今でも胸に残っているエピソードは多々あるのですが、そのうちの一つが80年代の「学級崩壊ブーム」のことです。

 

「不良」と呼ばれていた子どもたち(高校生まで含む)が求めていたのは、【先生達に悩みを聴いてもらうこと】ではなくて、【一緒に勉強をしてもらうこと】【学ぶこと】だった。というもの。

 

そこで、この時代には、学校の放課後に自由に勉強をし合う補習を行い(今の「補習」とはニュアンスがだいぶ違います)、分からないところを解決したり、先生がついて一緒に勉強をして、学級崩壊や校内暴力が減っていったんですね。

 

いくら高校生・不良と言ったって、寂しさや、自信のなさで、いっぱいになっていたはずです。

 

悩みを聞くことも、無意味ではない。

でも、大人がいなくても、【自分で何かを達成する力】【学ぶことの楽しさを感じること】で、自分で解決していけること、が大事なのだと。

 

 

ここで大事なのが、バランスだと思っています。

これを「教育虐待」の理由にしてはいけなくて【潤沢な子どもの自由時間の上に初めて成り立つ】「短時間・集中の学び」なのだと考えています。

 

親のエゴで何でもかんでもとにかくやらせまくる・いろんなことをかじる 理由にはならない、と。

 

 

大人は、何においても「早く形にしたい」という欲求があるのだと思います。

 

だからついつい色々なことをやらせてしまい、「通わせている」ということで、

「お金や労力を割いてあげている」=「自分も育児を頑張っている」と思いたい、そういう部分がエゴとしてあるものだと思うんですね。

 

でも、目に見えないおうちでの生活の中で、楽しく、ゆるく、続けていき、

その中で、将来的な「おうち時間と好きな仕事」を見出していけたら、どんなに素敵だろうと思うのです。

 

「仕事=労働」

 

ではなくて、自分の好きなことを日々自分の世界観の中で育みながら、

それは大人からしたら、意味の分からない作業だとしても、

それこそが心の支えだったり、楽しみになっていて、心の灯をじわじわと燃やして、仕事=趣味 になっていく。

 

 

高校生の頃に感じていた、心の灯は、

40歳を越えた今でもずーーーーーーとあるんですよね。

 

それを消さないで生きていくのが目標だし、

 

それ以外に何も持っていなくても、それだけがあれば良いのかなって思っています。

 

それを子どもに伝えていけたらいいなと思うし、

 

そんな風に生きていれば愛する人にずっと魅力を感じていてもらえるのではないかな、と。

 

 

4月は私が倒れていた間、娘が体調を崩していた間も、

ゆるっとでも、その日にできることで、おうち英語を続けていました。

 

私の寝ているところに来て、二人で寝っ転がって単語を読んだり、文章を読んだり、

ぬいぐるみと一緒にやったり、

その日に体調の良い方が音読をして、それを聴いて頭の中で通訳をしたり。

 

相変わらず、できた日はシールを貼って、

続けられたらご褒美をゲットしに行っています。(1かげつ500円くらいです。)

 

(じいじ作)

 

 

 

 

最近嬉しかったのは、

もともと娘は文章を書くのが好きで、毎日1ページノートに日記を書いているのですが、

(書く道具をまとめて「書き場」を作っている笑)

「英語で書きたい!」と言って、英語でも書くようになったことです。

そのとき、英検のWritingを勉強してきてよかったと思いました。

文章を英語で書くということ、分からない単語は調べる、ということに慣れていたからです。

 

ここで例えば、

こつこつやることに嫌悪して、

「英語は文法なんて分からなくても通じればいい!」と、最初から開き直っていたら、

出来ていなかったと思うんですね。

 

もちろん、英語は文法が間違えていても、年齢が高くても、いつからでも始められる。

でも、「こつこつ続けること」=「学び」=苦しいこと

 

という思い込みをして、

開き直るのとは違うと思うですね。

 

だから、教室の生徒さんにも、ここをずーーーーっとお伝えしています。

もちろん【潤沢な自由時間の上に初めて成り立つもの】という点が大事です。

 

 

小学二年生にしてはかなり甘えっこで、

いまだにぬいぐるみが好きで笑、

ぬいぐるみ以外に普段は「~が欲しい!」など言わないのですが、

たくさん書きたいからと、Amazonでノートを大量購入していました。笑

 

好きなことにかけるお金は、いくらでもかけたら良いと思います。

(もちろん限界がありますが)

 

 

でも、ここでも私は「文章を習わせよう」などとは思いません。

 

「自由に、好きなときに、好きな場所で書く」ことを楽しいと感じているのだから。

 

 

どんなにうまくいっていない状況でも、

その日にできることは、きっとあります。

 

焦らずに、子どものやることを見て楽しんで、信じていれば、

 

大金を「教育費」にあてなくても、

いや、むしろあてないほうが、

色んな楽しい家庭教育ができると感じます。

 

💛英語と学びのサロン💛