‡ママの 乳癌 闘病日記‡ -12ページ目

乳癌手術まで⑥



娘の検査結果の次の日


麻酔科受診とCT検査


麻酔科では


全身麻酔の説明を受けた


話の中で


術後1日で歩いてもらいます


と言われ


ホッとする


私は娘を


帝王切開で産んだ


その時の


ベッドの上の2日間が


すごく苦痛だった


早く歩きたくて


痛み止めもせず


寝返りもすぐにマスターし


アピールし続けた


結果


やはり駄目でしたしょぼん


朝一番の手術の私と
夕方の手術の人が
同じに起きれるのはズルイプンプン


などとバカな怒りを感じる位に


寝たきりは嫌だしょぼん


だから


次の日に歩けるなんて


うれしいニコニコ


あとは


喫煙に注意を受けました


喫煙して全身麻酔をうけると


肺炎の危険性があるそうだ

とにかく禁煙ガーン


最後に


「風邪ひかないでくださいね」


と言われる


……その3日後


風邪どころか


新型インフルエンザになるなんて


その時の私は


思ってもいなかったガーン


ご心配して下さった方へ



プラスとマイナスで


ご心配をかけて


すみませんガーン


自分の心の中にある


気持ちを書きたかったのです


ずっと思っていた事で


それは


間違いであると


理解している事


でも


消えない思いです


ただ私は


自殺はしません


そんな勇気はありません


乳癌と闘う事より


恐怖を感じますガーン


それでも


消えない思いなんです


乳癌になり


色々な人からの


優しさを頂きました


それと同じ位


何気ない言葉で傷つきました


自分がなって初めて


本当に何気ない言葉が凶器になる


と知りました


また


何気ない言葉で


どれ程救われ


慰められ


勇気を貰えるかも


もし


家族や友人に


病と戦っている人がいたら


もしかしたら


私と同じ気持ちかも?


と思ってあげて下さい


治療の辛さより


ちがう辛さで苦しんでいる


そんな人間もいます


「頑張ってニコニコ


その言葉で


傷つく事があるんです


病の人間は


少なからず


頑張っているんです


それでも


笑顔でいられるのは


迷惑や心配をかけたくない


それだけなんです


……なんか


偉そうな事を


言ってしまいましたガーン


プラスとマイナス

乳癌になって思った事


お金の事


私が生きている限り


マイナスになる


それも


ちょびっとではなく


生活が厳しくなる程だろう


もし


私が死んだら


保険が入り


少ないながら


プラスになる


これから


娘が成長して


友達と同じ物を


欲しがった時


買ってあげる事が


出来るのだろうか?


我慢ばかりをさせ


悲しい思いをさせないだろうか?


そんな事を考えた時に


自ら命を絶った


知り合いを思い出した


娘さんが二人いて


亡くなった時は


中学1年生と小学5年生だった


脳梗塞で倒れ


奇跡的に命を取り留めたのに


その後


自殺した


その時は


なぜ?
家族はどんな状態でも
お父さんに生きていて欲しかったはず


そう思った


でも今は


そのお父さんの気持ちが


少し理解できる


きっと


病と戦う事より


自分が生きて家族に迷惑がかかる事


それが辛かったのだろう


生はマイナス


死はプラス


病は時に冷静な判断力を奪う


残された家族の悲しみは


考えられなくなったのだろう


ただ


ふと思う


生きていて


迷惑をかけて嫌われるより


死んで


生きていて欲しかったと望まれる


どちらが幸せなのか?


これから先


死んでくれれば…


そう思われないだろうか?


それでも


私は


死を選ばないだろうか?


娘が病の今は


その考えは


少し変わった


娘を成長させたい


娘の成長を見守りたい


娘の支えになりたい


だから


死ねない


死なない


たとえそれが


迷惑をかける形になったとしても