こんにちは。
小学校で特別支援教育支援員をしているmieです。
普段は、発達障害といわれる子どもたちが通う支援学級や通常学級に通う子どもたちとのかかわりの中で、気付いたこと学んだことを書いています。(プライバシーには配慮しています)
今日は、本のご紹介です。
その前に、その本に関するお話を少し。
私は、二児の母です。
二人ともティーンネージャーです。
その子たちが、まだ小さい頃
小学生になる前の頃
公園に行くことが増え、
見えなかったもの、
見ていなかったものが、
たくさん見えるようになりました。
みなさんも
子どもたちと遊んでると
そんな経験されたことがあると
思います。
その1つが
てんとう虫。
てんとう虫って生まれた時から
この見た目だとどこかで思っていました。
かわいらしい
丸いフォルム
でも、違っていたんです。
幼虫の姿は
こちら↓
丸くない!
(かわいくもない!)
衝撃でした
長丸なものが丸く成長する不思議を感じました。
言葉にすると「不思議」
これだけのことなんだけど、
心の中で起きていることは、
胸の中から水飛沫が
バシャーッと
弾け飛ぶ感じがしました。
そんな感覚がこの本に
素晴らしい文章で書かれています。
『センス・オブ・ワンダー』
著:レイチェル・カーソン
著者(本の帯より)
「レイチェル・カーソンとは
1907-1964年。ペンシルベニア女子大学を卒業後、ジョンズ・ホプキンズ大学大学院で生物学を学ぶ。アメリカ合衆国漁業局に勤務したのち作家生活に入る。1962年、鳥や人に無害な「奇跡の化学物質」とされ、殺虫剤や農薬に広く使われたDDTの危険性をいちはやく告発した『沈黙の春』を上梓。世界的な禁止運動の端緒となり、環境保護の先鞭をつけた。」
レイチェル・カーソンのことを私は『沈黙の春』のイメージで、社会活動家だと思っていました。
レイチェル・カーソンを海洋生物学者・作家と紹介しているHPが多いようです。
この本は、レイチェル・カーソンが姪の息子である幼いロジャーと自然の中を探索しながら感性を開いていくエッセイ。
〜本より引用〜
もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。
〜引用おわり〜
レイチェルが、こう願う理由がこう書かれています。
〜本より引用〜
この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。
〜引用おわり〜
レイチェルと「センス・オブ・ワンダー」溢れる日々を過ごすロジャーの言葉
じっと静かに月や海面、そして夜空をながめながら、そっとささやきます。
「ここにきてよかった」
世界中の子どもたちが「ここにきてよかった」と過ごせたら、どんなにいいだろう。
子どもたちだけでなく、私たち大人もね。
「ここに生まれてきてよかった」
って言えるように、未来を 世界を 創っていこう。
〜・〜・〜