こんにちは。

 

小学校で特別支援教育支援員をしているmieです。

 

 

発達障害といわれる子どもたちや通常学級に通う子どもたちとのかかわりの中で、気付いたこと学んだことを書いています。(プライバシーには配慮しています)

 

 

 

 

少人数クラスの算数の時間

 

教科書を机の中に入れたまま

 

席を立って教室の端に行って拗ねてる子がいました。

 

「だってわかんないもん」

 

って言っています。

 

 

私は「?」だった。

 

だって、まだ先生は何の問題も出してなかったから。

 

「難しいもん、どうせ わかんないもん」

 

そう言って席に着こうとしない。

 

 

先生は

「〇〇ちゃん、テストでいい点を取りたいって言ってたじゃない、先生そのためにいるよ。でも〇〇ちゃん先生のお話聞いてくれないんじゃ手伝えないよ」

 

それでもなかなか席に着いてくれない。

 

おじいちゃんに買ってもらった筆箱蹴って八つ当たりしてた。

 

 

困った先生は、

「〇〇ちゃんは、先生の気持ち考えたことある?」

 

首を横にふる〇〇ちゃん

 

 

「その可愛い筆箱を買ってくれたおじいちゃんの気持ちは、考えたことある?

〇〇ちゃんが勉強がんばってくれたらいいなって買ってくれたんじゃないの?

〇〇ちゃんに喜んで欲しくて買ってくれたんじゃないの?それ蹴っちゃうの?」

 

「先生だって〇〇ちゃんのお勉強の手伝いするためにここにいるよ。

だけど、〇〇ちゃんがここに来てくれないなら手伝えないじゃん。」

 

 

それからしばらくたって、席に着いて教科書を開いた〇〇ちゃん。

 

先生が「かけ算のきまり」の話をしていたら、

 

突然、

 

「わかった!!」

 

って先生の話を追い越して、問題を解き始めちゃった。

 

 

確か発達障害関連の本で、

「子どもには感情を吐き出す時間が必要だ」

と読んだことがある。

 

 

今回の出来事もその1つだったのかな。

 

それとも、「おじいちゃんの気持ち考えたことある?」が効いたのかな?

 

なにがきっかけで子どもたちの「わかった!」がやってくるのか、まだわからない。

 

(わかる日がくるのかも、わからない)

 

わからないから、あの手この手を考えて接していくしかないんだろうね。

 

 

〜・〜・〜

 
 

 ブログよりさらに深い教育現場での気づきをメルマガで配信中(無料)

 

《良い循環を生み出す心の習慣》の購読申し込みはこちら☆☆☆

 

登録後届く確認メール内のURLをもう1度クリックして購読スタートです!


可能性いっぱいのあなたに、読んでもらいたいです。