タイプと仕事やキャリアとの関係 2 | 自分を知り 相手を知る 心のタイプ論!

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タイプがわかると、悩みが消える。人間関係、リーダーシップ、チームワーク、指導・教育を改善する心理タイプの世界。

こんにちは。心のソムリエ 橋本文隆です。

今回は、タイプが違うと仕事にどのように影響してくるのか、具体的に考えてみたいと思います。

看護や介護という仕事は、人に関心の高い「感情タイプ」が好みそうな職種です。

しかし、一部の「結果タイプ」は、人の役に立ちたいという気持ちが強く、それが看護や介護という世界に向わせることも考えられます。

能力があれば、どのタイプでも問題はないのですが、仕事に対する考え方や取り組み方は、タイプによって違ってくる可能性があります。

例えば、病院のミスにより患者さんが怒り、クレームになったとします。

感情タイプ」であれば、患者さんの怒りに意識が向い、患者さんへの対応に全神経を注ぐかもしれません。

しかし、「長期的・理想主義の結果タイプ」は、ものごとの本質やシステムに関心が向かいがちです。

クレームが発生したのであれば、医者と看護師とのコミュニケーション、看護体制、医師や看護師の教育体制、病院の組織運営体制などの問題点を改善したくなります。

なぜなら、組織的なこれらの問題が存在しているかぎり、クレームはまた発生するからです。

もちろん、クレームを出している患者さんへの対応は万全にしつつ、これらの組織的問題にも対応することが理想なわけですが、人はどうしても自分の関心の強いところが気になってしまいます。

そのため、タイプによって、反応や対応に差が生じやすくなってしまいます。

看護の現場では、「感情タイプ」が多数派(マジョリティ)で、「長期的・理想主義の結果タイプ」は少数派(マイノリティ)である可能性が高いです。

少数派であることは、廻りに理解され難く、浮いてしまうことも考えられますし、異質な存在として希少性を発揮することもあり得ます。

したがって、少数派であることは必ずしも悪いことではないのですが、職場の多数派の考え方やパターンは理解しておいた方が、職場で上手くいきやすいと思います。