9月6日に起きた胆振東部地震

その後の40時間以上に及ぶ停電。

  

10日に予定されていた「おかあさんのがっこう」は

開校しようかどうか、と

正直悩みました。

 

 

様々な視点から考え

生活や精神も安定しない中、

予定通り動いてよいものか…

とても悩みました。

 

 

 

がっこうを運営するスタッフ

職員となるコアメンバーのおかあさんたちへ

投げかけました。

 

 

 

「こんな時だからこそやるのがいいんじゃないか」

 

 

 

子どもたちの学校が午前授業で予定されているので

私たちも短縮授業をしたらよいのではないか?

 

 

 

きっと、これはあとからよい思い出になるはず。

 

 

 

やってよかったね!って、なる。

 

 

 

様々な意見が出るなか

みんなで相談をし、予定通り開校することにしました。

 

 

 

 

会場を提供してくださっている、つがやす先生にも

現状からの気持ちと、

予定通り進めさせていただくことをお願いしました。

 

 

 

「そのつもりでおりますので、予定通り行ってください。

楽しみにしています。」

 

とお言葉をいただき、

 

 

また、奥様の信子先生からも

 

 

「今日のご決断にジーンと来ています。

ご決断にエールをおくります。」と

 

あたたかなお言葉を頂戴いたしました。

 

 

 

戸惑いや、迷いの中

でも、今だからこそ必要なのではないか

 

 

みんなが不安や、張り詰めた気持ちの中

 

大丈夫だね、って笑顔であること

 

ひとりじゃないんだ、って思えることが

 

大事なんじゃないだろうか。

 

なんらかのチカラになっていくんじゃないだろうか。

 

そう思いました。

 

 

 

準備をする私たちも同じ環境のなかを過ごしました。

 

 

数時間の停電を経験しても

笑いに変えられたよね、

気づかなかった大切なことに気づけたよね、

 

満天の星空がとっても綺麗だったね、

 

そう言い合いました。

 

 

けれども、みんなそれぞれ抱えた不安はあったはず、

ご主人不在の中

自分一人で4人の子どもたちと数日過ごしたメンバーもいます。

 

 

小さな赤ちゃんを抱えているママもいます。

 

 

妊娠中のママもいます。

 

 

 

みんなそれぞれ、その人なりの事情と背景を持ちながら

がっこうの準備、当日を迎えてくれました。

 

 

 

 

登校くださるみなさんに

喜んでいただこうとの想いが

様々なカタチで現れました。

 

  

 

 

 

 

ちょっと特別なcafeブースをつくるね、と

飾り付けから、カップから運んでくれたcafe部。

 

スコーン4種をつくってきてくれたり、

チーズケーキを運んできてくれたり、

 

みんなのおもてなしが素晴らしかった。

 

 

 

みんなの温かさが詰まってた。

 

 

ゆっくり誰かに淹れてもらった珈琲を飲むことも

子どもが小さな時って

なかなかないよね。

 

 

自分の時間を味わってもらえたらいいな。

 

 

だから、珈琲もハンドドリップでおとします。

その前には、席も数席つくりたいね。

 

 

 

メニューも手作り。

 

珈琲は、かふぇ坩堝さんで作ってもらった

 

”がっこうオリジナルブレンド”

 

 

当日の一番人気でした。

 

 

 

 

 

 

私たちがっこう職員は、

 

目の前の誰かを喜ばせるために

何ができるのか、

 

それを想いながら、自分にできることで動きます。

 

 

それは、ママサポ講座(ママの心をサポートするママを育む講座)で

積み重ねてきた在り方です。

 

 

 

それぞれに持つ強みがあって、得意なことがある。

 

相手も嬉しくて、自分も喜べる。

 

やっている自分が疲弊しては元も子もありません。

 

大切なことは

 

自分も楽しんでいるってこと。

 

 

 

 

1時限目は学活。

 

チャイムが鳴り、はじまります。

 

 

 

 

校長の挨拶から。笑

 

 

 

 

なぜ、おかあさんのがっこうを創ったのか。

 

 

おかあさんのがっこうが、

誰にとっても安心安全な場であるために

 

みんなでこのがっこうを大切にしていきたい、と

ともに創っていっていただきたい。

 

 

そんな想いをお伝えしました。

 

 

 

 

 

それぞれが違うものを持つ、個性がある。

 

 

環境や、背景や、生き方も違う。

 

それを互いに尊重しあい、認めあっていく。

 

先輩たちから教えていただく縦と

ともに同じ世代を生きる、横のつながりを大事にしながら

 

自主性を養っていく。

 

 

誰かの子育てや、生き方と比較するのではなく

自分の軸を持ち、自分らしさを大切にしてゆく。

 

自分が自分を幸せに、喜ぶ生き方をする。

 

 

それは、廻りを見ない生き方ではなく

大切なことを大切にしながら

 

ともに分かち合っていく、

 

 

そして、このがっこうから

 

自分のしたいことが見つかったり、

忘れていたことを思い出したり、

 

あ!私っていいね!!と

 

自分にワクワクする。

 

そんな生き方ができることを願いながら

がっこうを創りました。

 

 

自分を表現して生きることは

誰かの刺激にもなります。

 

 

自分の好きなこと、得意なことを

がっこうの中で先生となりやってみる。

 

 

すると、それに刺激を受ける人がいます。

 

 

 

 

昨日、授業が終わったあと、ある方が話してくれました。

 

 

「おかあさんってパワフルですね。

なんか何でもできるんだ〜〜〜!そんな気持ちになりました。

私の中がワクワクしています。」と。

 

 

 

はじめまして、の人同士が

どんどん笑顔が増え、

会場の空気が変化していきました。

 

 

 

 

それぞれが思い思いのスタイルで

授業に参加します。

 

 

 

 

 

 

自己紹介ワークでは温度があがるあがる♡

 

 

みんながどんどん笑顔になっていきました。

 

 

距離が近づいて…

会場の温度が上がって…

 

 

 

 

なんだか、見ていて、感動。

 

 

「こんな場が欲しかった」と、

ハグさせてください、と言ってくれたお母さんもいました。

 

 

 

子どもたちも、ママたちの笑顔のなかで自由に。

 

 

ママの心の穏やかさは子育てにつながっていく。

 

 

 

 

院長先生のご厚意から

つがやす歯科さんの専任保育士さんがサポートに入ってくださいました。

 

子どもたちと遊んでくださって、

ママはママの時間を過ごしながら

子どもたちも嬉しい時間。

 

 

途中、院長先生もお顔を出してくださり

温かく見守ってくださいました。

 

 

 

お忙しい歯科診療の合い間をぬって気にかけてくださり

とても嬉しく思いました。

 

 

院長先生が地域の方々のためにと

 

「地域の保健室」としてつくられた施設。

 

 

こちらとの出会いがなければ

 

おかあさんのがっこうは、こんなに早くできませんでした。

 

 

つがやす先生とのご縁を繋げてくださった古城さん。

 

 

 

 

「おかあさんのがっこうの用務員のおじさん希望します!」と

立候補くださって、

そのユーモアに心強さが増しました。

 

 

 

そして、2時限目は

私と古城さんをつないでくださった

出張理美容サービスVESS 長岡行子さんの特別授業。

 

 

テーマは「長岡行子の裏側すべて見せます」

 

 

 

 

5人のお子さんのおかあさんであり、

 

27歳から起業され、20年になる行子さんの生き方を

赤裸々に語ってくださった時間。

 

 

 

 

女性が自立していくということ、

家事、育児、をこなしていくには秘訣があるんです♡

 

 

”○○になること” 笑

 

 

 

 

双子の息子くんが語ってくれたお話には

涙を流すおかあさんたちが続出。

 

 

みんなのなかにすでにある愛

 

 

見えないけれど、

 

おかあさんでも、おかあさんじゃなくても

みんなの中にある。

 

それは溢れているんだよ。

 

 

ハートにジーンと響いてくる言葉や

笑って、泣いて、

素晴らしい特別授業でした。

 

ゆっこさん、ありがとうございました♡

 

 

 

 

みんなでつくる、「おかあさんのがっこう」

 

 

おかあさんじゃなくても、

ベテランおかあさんも

お父さんも、おじいちゃんも、

おかあさんを応援したい人みんなに

気軽に登校していただきたいのです。

 

 

 

ちょっと相談したいことがあるの、

 

 

何か、自分もやってみたいけれど

どんなことができるんだろう。

 

 

面白そうだから、ちょっと行ってみようかな、

 

ぜひ、そんな気持ちで来てください。

 

 

 

 

私たちスタッフは

いつでも大歓迎です。

 

 

昨日、ある20代の彼女が来てくれました。

 

 

「私はお母さんじゃないんです。

けど、これからおかあさんになりたいから勉強に来ました」って。

 

 

それを聴いて、私は感動で

胸がいっぱい!

 

 

 

嬉しくて、嬉しくて。

若い世代の未来のママたちへも伝わっていることが

とっても嬉しかった。

 

そんな風に受け取って足を運んでくれたことが

本当に嬉しかった。

 

 

 

子育ってひとりでするものじゃない。

 

 

つながりあうことで

ひとりじゃなくなる。

 

 

 

子どもと過ごす時間、

時には泣きそうになることだってある。

 

もうほんといや!ってなることだってあるだろう。

 

ゆっくりご飯も食べらないときだって

 

トイレに入っても

 

ドアの向こうで「ママ〜〜〜〜」って泣いてる声を聴いたら

 

早く出なきゃ、って気持ちにだってなる。

 

 

つがやす院長の奥様、信子先生が仰ってくださっていました。

 

 

 

「嫁いできて、誰も知らない土地で子育てをしました。

 

私が子育てしている時に

こんな場所があったらよかったなぁと思います。

 

きっと、ひとりで泣くことをしなくても

よかっただろうなぁを思います。

 

だから、この場所を応援します。

おかあさんたちを応援します。」

 

 

嬉しい言葉でした。

 

 

 

 

子育てって、大変なこともいっぱいあるけれど

ちょっと視点を変えたら

見える世界が変わっていきます。

 

 

勇気を出して、一歩踏み出すと

あれ?悩まなくても良かったんだ、なんて

気持ちにもなることもあります。

 

 

 

 

子どもたちって

 

私たちに大切なことを教えにきてくれている。

 

 

ママ自分を生きてね。

 

楽しんで自分を生きてね。

 

ありのままでそのままで。

 

 

子どもたちはそれを教えに来てくれている

私はそう思っています。

 

 

 

 

ちいさな手に握られた一輪のお花。

 

私の講座を修了された受講生さんから

 

開校おめでとうございます、と一輪ずつのお花が

たくさん届きました。

 

 

お帰りになられるみなさんにお渡ししました。

 

 

始業式にふさわしい贈り物。

胸がいっぱいになりました。

 

 

お世話になっている、N3CAFEさんからも…

 

 

 

 

今、横浜に「おかあさんのがっこう」の分校をつくりたい!と

動こうとしてくださっている、横浜のおかあさんたちがいます。

 

その方からは電報が…

 

 

  

 

 

まさかのお祝いの贈物に

本当に驚き、言葉をなくしました。

 

 

多くの方にサポートいただいていることを

実感させていただきました。

 

 

おかあさんのがっこうをやります!と発表してから

全国から届く反響の大きさにドキドキしながらも

 

今、必要な場所だということも感じることができました。

 

 

あたたかで、安心な場でありたい。

 

 

おかあさんでも、おかあさんじゃなくても
20代でも、60代でも
お父さんも、おじちゃんも、
自分の立場や環境や、
抱えているものも、なんでもかんでも
垣根のないがっこうでありたい。
わたしたちの中から、垣根をなくしていく。
知ることからはじめる。
どんな人にも登校いただきたい、
「おかあさんのがっこう」です。
  
  


オトナが自分に戻る、
忘れていた気持ちを思い出す、がっこうです。
  

 

 

 

始業式最後には

 

 

来てくださった、ひろみちゃんと、てふてふちゃんによる

 

アカペラのアメイジング・グレイス

 

 

歌声に涙するおかあさんたち。

 

 

 

 

自分の内側から溢れてくる想いが

 

歌声になって届きます。

 

 

 

 

自分を表現して生きるって

 

本当に素敵だなぁ、と想います。

 

 

そして、それは、誰もがそうなんだと思います。

 

 

 

平和な世界であるためには

 

まずは、自分の心から平和であること。

 

自分の内側の穏やかさ、平安な心が

外側の世界を創っているから。

 

 

未来の子どもたちに渡していくものがある。

 

 

それは、私たちオトナの生き方から始まっていく。

 

 

 

未来の子どもたちから

私たちは大地を借りている。

 

 

 

最後に素敵な詩を。

 

 

赤ちゃん /浜 文子 作


あわて者でもいい

泣き虫でもいい
手先が 不器用でも
音痴でも かまわない

もちろん
人が振り向くほどの
美人である必要もない
とりたてて特技がなくても
高尚な趣味も
噂に上がるほどの博識も不要

おまけに
学歴
職歴
賞罰
一切不問
そのままのあなたがいい
そのままのあなたが好き


赤ちゃんは そう言いたくて
あなたに両手を伸ばしてくる

 

 

 

 

 

 

来月10月のおかあさんのがっこう

 

来月より月②回開校します。

 

第1週水曜と 第4週水曜となります。

会場が2箇所になり、

移動型おかあさんのがっこう、となります。

 

 

 

①10月3日(水)10時半〜

 

会場:つがやす歯科 新館プレンテ 

   帯広市西10条南9丁目5−5

 

 

 

②10月24日(水)10時半〜

 

会場:けいせい苑 いなほ

   帯広市西5条南37丁目1-7

 

 

授業料:1コマ(1時限)500円

 

 

時間割が出来次第 FBとブログでご案内いたします。