【書籍】人ってすごい! 異常に見えることも自分を守るために起きてる | 心静かに微笑む暮らし

心静かに微笑む暮らし

奈良公園の近くで夫とのんびり二人暮らし。
軽やかにほどいてく日々のつれづれを書いています。

オープン・ダイアローグに関する本を立て続けに読んだのは一年ちょい前。

精神医療の世界では、
その治療には薬が必須と言われてる統合失調症。

それを
【対話】によって、社会復帰するまでにする。
ほとんどの場合服薬も入院もせずに。

フィンランドのある地域で行われているその治療方法というか、思想が『オープン・ダイアローグ』という名前で驚きと共にアメリカで紹介され、世界中で注目されている。

今では医療だけでなくビジネスシーンにおいても、オープン・ダイアローグの思想を取り入れる動きがある。

それは今のこの世界に必要な思想だからだ。



その思想も興味深いのはもちろんなんだけど、

人ってすごい!
って感動したのは、
なぜ統合失調症になるのか?
という話を読んだときだった。


とても受け入れ難く何が起きているのか訳がわからない状態になり脳が処理しきれない場合、訳の分からないカオスな状態でいるよりもストーリーがある方が落ち着いていられる。妄想だとしても。

妄想が起きることで、
訳の分からない世界から自分を救い出している。

(上記が全ての妄想の原因を説明してるわけではないんだろうけど。)


一見異常に見える妄想ですら
その人を守るために起きている!

壊れないために
生きていくために
知らないところでいろんなことが行われてる!

人ってすごい!!


って思わない?笑

私は思ったんよ。感動すら覚えた。


あなたは生かされてる。
私も生かされてる。


身体のいろんなシステムってホントすごい。

ただし、生きてくために起きた妄想も
社会生活をしていくには適さないものごとだよね。

それを
人との【対話】で元の世界に戻す。
っていうのが、オープン・ダイアローグ

人の力で人が癒される。
そして社会に戻る。


ふは〜、すごいね〜