お昼を食べた後、病院に戻り売店で本を購入した。
何か気を紛らわせるものがないと、落ち着かない…

2人で控室に戻った。

外来でお世話になっていた看護師さんが、私を見つけて話しかけてくれた。
子どもたちの年齢も近く、とても話しやすく親近感の湧く看護師さん。

長男の手術が気になっていたようだ。
看護師さんと話したことで、少し気持ちも落ち着いた。


しかし、16時を過ぎても何の音沙汰もない。
だんだんと予定の終了時刻の17時が近づいて来る。

主人や母たちは、明日の学校・仕事の関係で17時過ぎには病院を出なければ、新幹線に間に合わなくなる…


どうしようか?
そろそろ出ないと、間に合わないよね。


と言っていたその時!

男性看護師さんが、私たちの方に向かって歩いて来られた。
私たち家族の視線は、全てその人に…


もしかして、終わった⁈


と思ったのに…


ICUの看護師さんで、挨拶と身体抑制(ベッド柵の設置)の同意書をもらうためだった。

手術のことを尋ねるが、まだ終わっていないとのこと。

それを聞いてから、家族は泣く泣く帰ることになった。

最後まで居たかった…
長男の顔を見て帰りたかった…
と言いながら。


家族を見送ると、一気に静かになった。

はぁ…1人かぁ…

と思っていた時、

「K先生が出てこられたので、今から手術のお話があります。」と。





にほんブログ村 病気ブログ 心臓・血管・血液の病気へ
にほんブログ村