私が呼び捨てにされた話 | 心の風景

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心のあり方や生き方をテーマとしたエッセイなどを載せていきます。同好の方と交流できればうれしいです。

 「オギノ!」

 

 横断歩道を渡っているときに、すれ違いざまにこう呼びかけられました。驚いて声の方を振り向くと、マスクをした若い女性の二人連れです。その片方のピンク?の髪の子が目で笑ってこう叫びます。

 

 「リューミンだよ!」

 「おう、元気か」

 「うん」

 

 そう言って、突き当たりのコンビニに足早に去って行きました。そこでバイトするのでしょう。

 

 この女性は小学生時代からの同じ町内の顔見知りです。この春から美容師の専門学校に進むと言っていましたが、早速それらしい?髪に染めたんでしょう。

 

 とにかく明るい性格で、誰とでも仲よくなれると言っていた人もいました。

 

 それにしても呼び捨てなんて何年ぶりでしょう。それも、町中でおそらく自分の父親よりずっと年上の人間に向かって。いかにも「リューミン」らしいですが。

 

 ここは、礼儀だ、常識だと硬いことを言うのは野暮というものでしょう。親しみと信頼の表われと受け止めたいです😄。

 

 いい美容師になってほしいですね。たぶん接客は抜群でしょう。