小学生の気遣い | 心の風景

心の風景

心のあり方や生き方をテーマとしたエッセイなどを載せていきます。同好の方と交流できればうれしいです。

 小さな雑居ビルに入りますと、1台だけのエレベーターのドアが閉まり始めたところでした。中には4階の中学受験塾に通っているらしい小柄な男子小学生が1人乗っていました。

 

 私は3階に行くのですが、いつも階段を使っています。ほぼ閉まったドアを横目に階段を上がり出すと、ドアが開き始めました。おそらく私を乗せてやろうというのでしょう。私みたいな見知らぬ大人の男性には抵抗を感じるでしょうに。

 

 私は階段の途中で振り返って、大声で「どうもありがとう」と言って上がっていきました。あの小学生、なかなかやりますな😄。