『60歳からはやりたい放題』/和田秀樹/扶桑社新書
著者は最近注目の高齢者専門の精神科医。『80歳の壁』が今大いに売れています。本書は著者の新刊で、高齢者の生き方の指南書です。私も無関係というわけではないので、のぞいてみました。
まず参考までに目次を書いておきます。
1、 60代以降は「嫌なことはやらない」
2、好物を食べれば脳も体も健康に!
3、「新しい体験」で前頭葉を活発に
4、良い医師や病院の選び方とは?
5、「認知症、うつ病、ガン」を怖がりすぎない
6、嫌な人と付き合うよりは孤独でいい
7、お金を使うほど幸福感は高まる
8、60代からこそ、人生を最高に楽しめる!
いかにも明るく前向きな本ですね。というか、そうでなければ、売れないので出版されませんけどね😅。読みやすく、短時間で読破できます。
感想ですが、読む価値のある本ですが、「信者」になることはないかな、といったあたりです。
内容は、初めて知ってよかったというもの、私もそう思っていたというもの、いやこれは賛成できないなというものが入り混じっています。読む人の個性や事情によって受け取り方は当然変わるでしょう。
私がなるほどと思った点を一つだけあげるなら、「毎日に少しでいいから、変化をつけよう」という主張があります。変化をつけると前頭葉に刺激がいくから、ということです。
確かに、散歩の道順が毎日同じなら、慣れてしまって脳はお休みしますからね。もっとも、刻々と変わる景色に注目していれば、話は別でしょうが。これは誰でも気軽に実行できる提案です。
拙文が皆さんの参考になれば幸いです😌。