おはようございます、宮崎良徳です。
「なんでそんなこともできないのでしょうか？」
クライアントのＡ部長から部下の能力に対する不満の声をお聞きしましたが、Ａ部長に限らず部下の能力に不満をお感じの上司の方は少なくありません。
でも、「もしも部下の能力が自分より高かったらどうなります？」と伺うと答えに困ってしまわれました。
そして、
「もしも部下の能力が自分より高かったら、部下が上司になるのでは？」と申し上げるとＡ部長は恥ずかしそうに苦笑いをされていました。
ある意味能力が低いから部下なのであって、自分と同じかそれ以上の能力があったら上司になってもらった方がいいことになります。
「でも、いくらなんでもこれくらいはってことがありますよね？」
そんな風に仰られるのを伺うと私も昔はそう思ってましたからお気持ちがよく分かるのですが、でも、「こうあるべき」という基準はご本人が決めていることなので、それが当たり前とは言い切れないのが現実です。
結局人って、自分ができていることをできていない人にマイナス評価をしますけど、逆に相手ができていて自分ができていないことは見ないんです。
部下に過度な期待をして業績が上がるならいいのですが、マイナス面の方が大きいですので、本人の能力に合わせ、その能力を伸ばすような関わりをして頂きたいと切に願います。
最後に、「今回のことから何か分かったことはありますか？」と質問させて頂いたら、「結局そうやって部下に過度な期待をして追い込んでいて、もしかしたら辞めさせていたこともあったかもなと気付かせてもらえる機会になりました」というお応えを頂きました。
人は常に期待の気持ちを持って人に関わりますが、それが組織創りにおいてマイナス要因になってしまっているケースが多いです。
与えられた人材の能力を最大化して、組織としてのパフォーマンスを最大化させるのがリーダーの役割と思うのですがいかがでしょうか？
自分が持つ期待を知ることで最高の組織創りができる方を増やすべく、今日もパワー全開で走ります！
『あなたが過剰な期待をして
しまっている相手は誰ですか？』
本日もありがとうございます。
いつも本当に感謝です。
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