母の日によせて | 工藤 勝己のブログ ▫▪▫心かさねて▫▪▫

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『公務員の伝わる文章教室(学陽書房)』 の出版を契機に
このブログは産声をあげました。

2021年 5月 6日 『伝わる文章教室』初版発行
2024年 1月 9日 重版 4刷発行
2023年 5月 1日 『心をつかむ文章講座』初版発行
2023年 7月 24日『合格論文の極意』初版発行

乗客7人が死亡した

関越道ツアーバス事故から

10年が経った。

 

この事故で母を亡くした

当時19歳だった青年は

 

憧れの人の背中を追いかけて

警察官になっていた。

 

ふたりの出会いは

事故当日の夜

遺体安置所だった。

 

憧れの人というのは

 

事故を捜査する群馬県警の

交通指導課に勤務する警察官

 

被害者の支援や

遺族との連絡役を

担っていたという。

 

44歳だった母の棺の横で

壁をたたいて泣いていた青年に

彼はやさしく声をかけた。

 

 家族だと思って

 一緒に闘うよ。

 

慰霊のために

青年が事故現場を訪れた時も

花や線香を手にして

付き添ってくれたという。

 

石川県出身で 岐阜県に

暮らす青年だったが

 

恩人の背中を追いかけて

母を亡くした地で

警察官になることを決意。

 

そして、群馬県警の

採用試験を受けることに。

 

バス運転手の裁判で

顔を合わせた時にも

 

ボロボロになった問題集を

持ち歩いていた失意の青年に

恩人はエールを贈ったという。

 

 お母さんが応援しているぞ!

 

事故から3年後

青年は晴れて

群馬県警に採用される。

 

 

 

 

それから 7年

 

この春

ふたりは再会 。

 

人事異動で

上司と部下になったのだ。

 

もうすぐ 母の日

 

白バイの前で写真に納まる

勇ましい正義の味方が

ふたり 。

 

天国のお母さんも

 

にっこりと微笑んで

見守っているんだろうなぁ...

 

 

 

 

そして、この春

 

宮城県警に採用された

ふたりが話題となっている。

 

一人は

高校生の頃から

交番のお巡りさんに憧れていた

43歳の女性だ。

 

大学卒業の際に

採用試験を受けようとしたが

就職氷河期だったこともあり

採用倍率が高すぎて断念。

 

しかし

 

夢をあきらめずに

就職氷河期世代を対象とした

採用試験に 二度のチャレンジで

見事に合格したのだ。

 

 

 

 

もう一人は

18歳の女性。

 

子どもの頃から

パトカーのおもちゃで

遊んでいた親の

夢を聞かされて育った。

 

そう 宮城県警に採用された

ふたりとは

 

母と娘だったのだ。

 

二人三脚で猛勉強し

時には娘が手取り足取り

母に教えたという。

 

敬礼しながら

凛として写真に納まるふたり。

 

頼もしい正義の味方が

ここにも誕生したのだ。

 

あきらめなければ

夢は叶う。

 

そのことを

僕は教わった。

 

 

 理性は独りで歩いてくる。

 偏見は群れで走ってくる。

  (ルソー)

 

 悪に報いるには正義をもってし

 善に報いるには善をもってせよ。

  (孔子)

 

 最初にあったのは夢と

 そして根拠のない自信だけ。

 そこから全てが始まった。

  (孫 正義)

 

 夢を与えられるときには

 必ず実現する力も与えられる。

 しかし、そのためには

 努力しなければならない。

  (リチャード ・バック)

 

 口にプラスとマイナスで「吐く」

 そのマイナスを取ると

 「叶う」という漢字になる。

 弱音を吐かなければ夢は叶う。

  (ゴルゴ松本)

 

 「辛い」と「幸せ」は

 遠い関係ではありません。

 「辛」に一本足すと「幸」

 辛くても何か一つ足すだけで

 幸せになれるんです。

  (ゴルゴ松本)

 

 もし夢を売っていたら

 あなたはどんな夢を買いますか?

  (トーマス・ロベル・ベドス)