ふと気がつけば開業してから13年目に突入。
ここまでやってこられたのは家族はもちろん、たくさんの人の支えあったからこそ、
本当にありがとうございます🙏
「開業」
正直この仕事についた当初はまったく考えたことがなくて、
どこかで雇われてそこでながく勤めていけたらいいな、そんなかるい気持ちでした
(だってリスクいっぱいで怖いじゃない?)
ちなみに、、
開業前に勤めてたのは、下積み時代の先輩の独立をサポートするかたちではじめた整骨院。
ゼロからのスタートで先輩とふたり、それこそ試行錯誤の毎日でした
それでも1年経つ頃には一日に50人ほど来る繁盛院にまで成長。
ひっきりなしに患者さんがみえ、1時間待ちはザラでした
そこは予約制ではなかったので、次から次へとひたすらこなすロボットのような毎日
とにかく時間に追われ、休む暇もなく一日終わる頃には心も体もヘトヘト…
それでも僕の場合、
丁寧にやりすぎて時間を超過することもしばしば…
その度に院長に小言をいわれ、ときにはプライドを傷つけられるような言葉を浴びせられることも度々ありました
そんなことを思い出しては夜な夜なビールを片手に男泣き…🍺
「どれだけ頑張ってもこんなもんなのかな…」
毎日モヤモヤしてなんだかやるせなかった。
そんなこんなで勤めたおよそ3年半。
自慢じゃありませんが週6日勤務で遅刻や欠勤は一日もありませんでした✨
なんなら自分の結婚式の翌朝もホテルに妻を置いて早朝に帰宅し、開院前の掃除をいつもどおりこなす。
いま思えばシンデレラのような気分…
我ながらよくやってたなと思います
そんなステルスストレス満載の僕の背中を押してくれたのは、その当時ひいきに通ってくれていた、とあるお婆ちゃんのひと言でした
「男なら野心家じゃないと」
大胆ながら優しさに溢れたその言葉に胸を打たれ、僕は独立を決めました
いまでもその言葉の力強さを鮮明に思い出せます。
そのお婆ちゃんは開業後も何度か年賀状をくださり、
「貴殿の人柄と技術なら成功間違いなし」
不自由な体で書かれたその文字は、離れてからも大きな勇気をくれました
開業を決めた当時は子供が生まれたばかり。
親兄弟にも猛反対され、涙ながらに説得したのを覚えています
無事開業にこぎつけたあとは想像以上の苦労と挫折がありましたが、それと同じ数だけたくさんの支えがありました
そして今だからいえるのは、
『自分に正直に生きていればなんとかなる』
たぶん人に遠慮してたら貫けないものがあるからこそ、
自分のやりたいことをやるための場所は自分でつくりあげる。
生きていくうえで家族はめちゃくちゃ大切。
友人も大切。
同僚も大切。
患者さんも大切。
でもそれ以上に自分を大切にする!
(じつはこれが一番難しい😓)
そのためには多少のわがままは大目にみてもらいましょう
なにより、
そんなわがままに付き合ってくれる人達に最大限の感謝を🙏
この先もきっと僕はわがままに、
自分のやりたいことをやって人生を全うしたいと思ってます。
#独立開業